私が生まれた6月は梅雨の季節で、ちょうど誕生日の前日が小学校のプール開きの日だった。その日は父のボーナスの日でもあって、私は生まれつき強運なのだと思う。子供の頃から泳ぐのは好きだし、小学校では特別水泳クラブだった。なにが特別かというと、屋外プールだから夏季限定なので、夏休みは毎日練習だった。そんな6月は、いつも新芽の香りがして、その匂いがするだけで、そろそろプールだなぁ、と思ったものだ。子供の頃の記憶は恐ろしい。50年以上経っても、まだ鮮明に覚えている。庭にあった紫陽花の木にカタツムリが沢山いて、私の中では紫陽花とカタツムリはセットで、そのせいで紫陽花は今でも好きじゃない。そんな誕生日の前日、運よく雨を避けた土曜日にたまライド、青梅ランチライドを開催。このコースは今年2年目だけど、いつ走っても車は少ないし、路面状況はいいし、最後は多摩サイだし、とノンストレスで帰って来られる。我ながらいいコースだと思うけど、今年はイマイチ参加者が少ない。
薫風ライド
5月は自転車で走ると、沈丁花や新芽の香りがする、まさに薫風の季節。自転車で走るにも、これほど爽やかな季節はないと思うほど気持ちいい。日曜日も、午後から南南東の風8mという予報だったが、湿度は低く、暑さがない。お昼のキャナリィロウがコロナ以降、予約できない状態になっているので、開店時間前の到着をめざす。ビュッフェ近くの席を確保して、自転車話に花が咲く。心配した尾根幹、多摩川沿いも風は追い風になったり、横風になったりで、走りに支障が出るほどではなかった。調布飛行場、東京競馬場などをめぐりながら、四谷のワイズにも寄るという、かなり余裕のある100Kだった。戻ってから、あれこれとまた話が弾んで、創造舎到着は4時15分だったのに、自宅には夜8時前帰宅、という長い長い1日だった。
4年ぶりの東京→糸魚川ファストラン
一人で288km走る春の糸魚川。去年はコース検索の仕事で忙しかったこともあり、しかも走りすぎて免疫低下により、3日前にウイルス性結膜炎を発症。移してはいけません、と松生眼科の院長先生に言われて、金曜日にDNSとなった。しかも、5月はコースポイント60件をやらなければならず、真っ赤な目のまま、土日とも仕事をしていたのであった。そして、今年。なるべく走らないようにしていたら、練習足りなかったのか、当日がものすごく大変だった。とにかく、登りがだめで、富士見峠までのだらだらとした登り、塩尻峠でもどんどん抜かれる。松本からの平地区間になって、HCC長征班の伊東くんと一緒になり、そこから何年か前のようにランデブー走行となる。それでも、坂中峠では置いていかれ、その前から左のペダルの入りが悪く、下見ていたら転んでしまい、前を走っていたワカバクラブ、じょんのびたいむの男性陣が戻って心配してくれる。ペダル側のプレートが外れてしまい、後ろにいた榎本さんが、両面テープで着ければいいんだよ、と教えてくれる。しばらく、その他の話などして、再出発。妙高のエイドで、伊東くんが待っていてくれて、サポートの浜中くんが、「こんな男前ギアで坂中峠、登ったんすか!」と驚かれる。私のスプロケは28Tまでしかない。ここから妙高の登りでも伊東くんに置いていかれ、海岸線までも一人旅。8号線の海岸線に出ると、風は回っているけど、追い風基調。がんがんに踏んで、残り30km地点で伊東くんに追いつく。かなり垂れていたので、引くつもりで前へ出るが、付いてこない。後ろを見ようにも、首と背中はバキバキで見られない。仕方ないので、1人で踏んでいく。どうしても14時間は切りたい。なんとか踏んで、タイムは13時間55分。だいぶかかったけど、戻ってこられて本当によかった。
5月のお鷹の道
今年のGWは関東地方は天候に恵まれた。最終日の今日、さすがに一日雨になったが、最大9日間の連休の天気は及第点。ただ、私にとっては前日128kmのリカバリーライドになった昨日、実家へ向かう32kmは強烈な向かい風、下り坂でも差し戻されるくらいの強風だった。走り始めてYahoo!天気を見ると、南南西の風7mとあった。戻ろうかとも思ったが、せっかく走り出したのだし、我慢して走ったものの、さすがにホイールを取られるような突風にはまいった。この連休中、1日はコース作成で国分寺を走ったが、久しぶりのお鷹の道が、新緑深く、心に染みる風景。年取ったんだろうか。
新緑のたまライド70K
天気予報という言い方はもうやめたほうがいいんじゃないかと思う。天気現況がせいぜい。前日まで晴天、最高気温20℃で、なんの心配もないと思っていると、当日の朝になって、曇りまたは雨、気温10℃なんてことはざらなんである。この日も、いざ出かけようと外へ出ると、北風が冷たく、ジレは着ていたものの、その上にウインドブレーカーを着て、結局そのまま走った次第。5月直前なのに、真冬並みの寒さだった。斜度6%の七曲り峠を登り、午後になって、ようやく晴れ間が見えてきた。車の少ない尾根幹はフリー走行にして、のんびり走った。最後の多摩川沿いは、28km/hをキープして先導し、予定時間ちょうどに到着。
春は雨降りライド
なんだか今年は寒い気がする。桜開花までが暖かかったけど、それ以降はとにかく寒い。天気予報は5月の陽気だの、夏日だのと、威勢のいいことを言うのだけど、それにだまされて半袖ジャージで出かけると、えらい目に合う。なので、日曜日もアームカバーとレッグカバーは忘れずに着用。ジレも着こむ。それなのに、残り5kmで雨が降り出し、場所によっては雹にもなったということで、これが冷たい。私の前を走っていたローディは野川のルノーの軒先で雨具を着用した。向かいのファミマで雨宿りをしようと思ったが、行き先の空が明るいのと、待っている間にも自転車は濡れるので、私はそのまま走行。ただ、環八を渡る頃に土砂降りとなって、最後の1kmでずぶ濡れになった。やれやれ。昼から傘マークは、NHKのdボタンの天気予報だけだった。帰って、すぐにお風呂を沸かし、その間に自転車掃除。この日も寒かった。
チューリップ公園ライド
前日までの晴れ予報は、朝になって午後3時から雨、というので自走は諦めて車で出発。どんよりとした天気のなか、青梅をめざして走る。途中のコンビニでは、久しぶりなので半年の間の近況報告などで30分ほど雑談。早めに出たのに、予約時間の5分前に到着。窓際の席を用意してくれていた。わせいろう御膳をいただき、その後は羽村のチューリップ公園へ。今年は4年ぶりに作付け面積も大幅アップして、出店も出展。色とりどりのチューリップが見事だった。ここで、しばらく撮影タイム。あとで調べると40万株というからびっくり。多摩川土手の散りかけの桜の下を、まったりと走り、芋丸で焼き芋をおやつに食べて終了。
春らんまん
雨と寒さが続き、やっと晴れたと思った週末は、東京の桜はすでに散り始め、今年は満開をいつ見たのか、思い出せない春の訪れになった。日曜日、今月から始まるたまライドのコース試走。去年の10月に走って以来、半年ぶりの七曲り峠、美山通り、鑓水のキャナリィロウ。週に二度は車で走っている尾根幹も、自転車では久しぶり。雨もちらついて天気には恵まれなかったけど、ロード走行も2週間ぶりとあって、105kmはなかなか厳しかった。帰りは野球中継のラジオをイヤホンで聞きつつ、帰宅。ボトル1本だけが良くなかったか、帰り道に左大腿四頭筋が攣り始め、帰宅後、座ってしまったら、激痛になって悶絶。年を取ると、回復に時間がかかる。今週は、いよいよ青梅で手打ち蕎麦・ランチライドを開催。
桜咲く
桜咲くは、電報の合格を知らせる言葉だった。全然関係ないけど、木、金曜日が暖かかったので、今年の桜は一気に咲いたのだけど、咲いた途端に土曜、日曜と冷たい雨。明けて月曜、火曜も真冬のような寒さに戻り、桜は花開いたまま、立ち往生みたいになり、一部は散り始めているところもある。今週末が天気も良さそうで、ようやく花見といったところ。これで例年に戻るのだろう。雨で寒い週末は、PC立ち上げて、たまライドのコース修正などやりつつ、Kindleで小説帝銀事件を読み進める。今まで、iPadやiPhoneで見ていたけど、PCのほうが圧倒的に文字が大きくて疲れない。紙の活字本は寝床に持っていったりするけど、いつも読みにくくてページが進まなくなっていた。光明が見えてきた。
青梅蕎麦ライド試走
都心では桜の開花が告げられた週末、青梅ではまだ蕾もちらほらで、開花には程遠く。おそらく、満開は4月に差し掛かる頃なのかも。去年のたまライドはちょうど開催日の4月10日が福生の土手の桜が満開で、羽村のチューリップと花三昧の一日だった。週末の天気予報では5月の陽気、と盛り上がっていたものの、実際は長袖でも汗ばむこともないほど、北風の花冷えのような一日だった。わせいろうで美味しい蕎麦を食べて、多摩川までかなり遠回りしてコース試走を終了。たちかわ創造舎ではサイクルサッカーの香港との国際試合が行われていて、目の前で見ることができた。なかなか激しいゲームだった。帰りはモノレール通りから四谷大橋で多摩川に合流して、トータル115km。大相撲の中日を見つつ、ストレッチ。