白木蓮

土曜日は冬に逆戻りのように寒く、日曜日もまた寒かった。ランニングも真冬バージョンで、グローブまでして出発。梅はほとんど終わってしまったが、桃が咲き出し、モクレンの花が満開。陽気は春ではないけれど、草花は春の準備を始めている。そういえば、柳原白蓮は「びゃくれん」と読ませる。白い花の木蓮は、「はくもくれん」で、印象がだいぶ違う。それでも、モクレンの花は好きだ。大学生までいた祖父の家には、庭に木蓮の花があった。よく見る紫の花で、こちらは紫木蓮(しもくれん)というらしい。同じ花なのに、紫と白では、違う花のように趣が違ってくる。白の木蓮は気高い。紫は優美。今日も調子は悪くなく、快調に走ったつもりだったが、後半の1時間はLife logはカウントしていなかった。2時間14分のラン。

梅見月

旧暦二月は梅見月というらしい。新暦では2月下旬から4月上旬、まさに今の時期。そして、遊歩道の梅が真っ盛りで、走っていても梅の香りがあちこちでする。そして、土曜日は啓蟄に合わせたかのように温かくなって、6日も汗ばむほどの陽気になった。曇り空のなか、いつものように烏山川緑道~目黒川沿いを走る。この日、びわ湖毎日マラソンがあったが、正午の気温19℃の高温のレース、と実況がさかんに言っていた。寒い真冬の時期に走っていたことを思うと、手袋のいらないこの時期が待ち遠しかった。新しいXperiaには、SONYのLifelogというアプリがプリインストールされていて、まさにタイトルどおり、その人の生活がどうなっているかを記録してくれる。目標設定の数値を入れておくと、夜になって達成したかどうかも知らせてくれる、いわばちょっとおせっかいなアプリ。使い方もよくわからずにほおっておいたら、ある日「達成しました!」というお知らせと共に、その日の記録が更新されていた。自転車を1時間と設定したら、往復の自転車通勤で達成されていて、ランも1時間としたら、夜走った距離、ペースまでが入っていた。何時から何時まで車に乗ったかも記録されていたし、GPSで記録しているのか、ON/OFFを自分でセットすることはないのに、スマホには知られてしまっている。アリバイに使えるのかも。それでも、正確でない時もあって、昨日は2時間10分走ったのに、そのうち30分はWalkingになっていた。1km6分を切ると、このアプリは歩きとみなすのか、そんなに手厳しいのか。やっぱり機械には間違いもある。土曜日の車も帰りだけカウントされて、行きはカウントされていないし。人工知能がまだ進んでいないのも、なんだか納得。自動運転も、そうそう進歩はしないらしいし。時期が来て、自然と咲いている梅のほうが、よほど素晴らしい。