秋の5連休

国民の祝日ってなんだ、と年始休暇よりも長い4連続休日マークを眺める。去年は敬老の日も秋分の日も飛び石だったはず。10%消費税アップ前提で景気回復を目論んだ安倍政権の差し金か、6年ぶりという大型秋連休は、新幹線も高速道路も120%の過密ぶり。最寄駅から一ミリも東寄りに行っていない私は、三日連続で尾根幹練。来る日も来る日も同じコースを走って、2週間後の糸魚川スポルトに備えた。いつものんびりとした尾根幹も、車車の大行列。時速25kmくらいの自転車のほうが断然速い。連休を走るサンデードライバーのマナーはひどく、左側溝をまたぐように走ったり、左折専用レーンに停まる車の右脇を直進しようとしたとたん、後ろから大声で怒鳴られたり。渋滞でイライラしているのかもしれないが、とても誉められた運転ではなく、当然渋滞で何度も追いついて、その度に運転席に向かって意見を申し上げた。自転車と車の事故現場にも出くわしたが、自転車ばかりが悪いわけでも、車が一方的に悪いわけでもないのだろうが、要するに、交通量が多いのだ。それでも、北野街道まで来れば、車はほとんどいないし、のんびりと並木道を走って、走り慣れた町田街道を行く。一週間前にぎっくり腰のように痛んだ腰は、まだ動き出しの時に痛み、上り坂へ手強い。それでも、自転車で走ったほうが断然楽しい。最終日、相模原へ車で向かう時に、稲城の梨園で梨を買った。10月半ば頃まで毎日買えるらしい。稲城の梨は大きく、甘く、昔の長十郎のようにシャキシャキとして美味しかった。

2015佐渡国際トライアスロン

16回目の出場となる佐渡国際トライアスロン。今年は4年ぶりに3人で参加することができて、金曜日の早朝出発。いつもの宿でいつもの仲間と一年ぶりに再会し、楽しい4日間を過ごしてきた。本当に天気が良かった土曜日とは打って変って、夕方から雨という予報も見事に外れたレース本番の日曜日。雨はバイクの途中から降り始めた。バイクから戻った12時過ぎには、トランジットの荷物は水浸し。びちゃびちゃになった靴下を履き替え、ランシューズを履いて、いざ最後のラン。ものすごく暑かった去年とは違って、いくら雨でも涼しいと楽、と序盤は良かったものの。折り返してから、顔は暑いのに、冷えた腰がどんどん痛む。エイドの度に梅干しやレモンをもらって食べるが、痛い腰はまっすぐには立てられず、かなりな前傾姿勢で走っている。せっかくバイクで抜いたのに、それ以上の人にもどんどん抜かれ、残り2kmとなっても、歩きたい気持ちで走っていた。最後のカーブで絹ちゃんに声を掛けられ、「すごく腰曲がってたね」と、応援のしーちゃんにも言われる始末。会場に入っても歩きたかったが、なんとかゴール。ランがひどかったので、到底年代順位も悪いだろうと、翌朝会場へ行くと、なんと1位、二連覇。表彰式で何人もの友達が写真を撮ってくれていて、お祝いメッセージも送ってくれた。タナボタのような1位だったが、すごくうれしかった。毎年、16回も来ている佐渡で、今年もなんの観光もしなかったが、一年ぶりに会った佐渡の面々は何も変わらず、また一年後の再会を約束。