東京マラソン

今年もスタッフとして参加した東京マラソン。朝6時、自転車で甲州街道を飛ばすと、ハンドルを持つ手に感覚がなくなってくる。この3年で一番気温が低い。6時半の都庁前は、まだひっそりとしていて、ここに36,000人が並ぶとは考えられない静寂さ。いつも、スタート時は現場にいるために、まだスタートを見たことがない。知事のピストルと共に、機械で送風される紙吹雪が、ハートの形になっているのは、ここに戻ってきた時、路面に落ちているのを見て確認している。ここから、靖国通りは、全面がランナーで埋まる。最後尾がスタートゲートを通過するまで約30分、長い長い人の列が通り抜けていく。世界有数のシティマラソンとなって、7回目。ランニング人気は、東京マラソンから始まったと言っても過言ではない。23km地点で、心肺停止になったランナーを心臓マッサージとAEDで救ったのもランナーだった。しばらく人気は続きそうだ。

梅見ラン

まだ寒い。北風が冷たい。陽射しは少しずつ暖かくなっている気がするが、本当に気温が低い。北海道、東北は大寒波がひどいらしく、記録的な寒さらしい。バイキング風に言うと、「なんて冬だっ!」外ランに出かける週末も、着替えてからしばらく、寒いだろうな、12時からにしようか、いや1時でいいかな、と出発がどんどん遅くなる。土曜日も、そんなふうにして、出かけたのは2時半。川沿いをめざす勇気はなく、砧公園外周へ。いつものラジオを聴きながら、いつもの外周3kmを3周。帰りに畑の横を通ったら、きれいに梅が咲いていた。ここだけ春がやってきていた。

バーガーキングRUN

先週の30km走はたしかビッグマックセット、カロリー過剰摂取ながら、リカバーの早いランではあった。で、今週は「下高井戸にバーガーキングもありますが」という、ゆみさんのリクエストにより、仙川から下高井戸を経由するコースを地図で調べ、復路は甲州街道を東へ7km、途中桜上水あたりで玉川上水と合流するので、そこで上水の脇の路地を行く。この小道がなかなかよかった。自転車でも通らないような、この小道を行くと、再び甲州街道と合流。そこが下高井戸駅前。ここから商店街に入って、めざすバーガーキングへ直行。迷わずワッパーセットを注文し、ワシワシとかぶりつく。すっかり冷え切った体と、満腹の胃袋の折り合いをつけながら、どうにかジムへ戻る。この日は短めの25km。ストレッチマットで、痛んだ筋肉をほぐすべく、グリッドで足をぐりぐりとする。「エアロに出るのよ」と、やってきたミユキさんと、まだバカ話をしてゲラゲラと笑い、この日のランも終了。行きが向かい風だったせいか、筋肉疲労は多めだった。

今年のバレンタイン

今年は先手を打って、私も送っておいたのに、「10年は送ろうと思ってますから」とチョコレートケーキのお礼の電話をくれた三鷹の店長から、また届いたひどく高そうなチョコレート。毎年、違うパティシエなのも、彼なりのこだわりか。図鑑か、書籍か、宝石箱のような外装。いつも、食べるのをためらっていると、食べ残してしまう。猫に小判、豚に真珠、暖簾に腕押しの、チョコレートである。

五本指ソックス

「爪が黒くなって、ネイルが濃い色しか塗れないのよ」と、ランニングで足の爪が傷んでいる、と嘆くエッチャン。「五本指ソックスがいいんじゃない?」とユキちゃんがアドバイスする。「五本指ソックスって、すぐ指のところが穴開いちゃうでしょ」と私。何足か持ってはいるが、二度目か三度目で穴が開く。五本の指に、いちいち履かせるのも面倒で、あまり活用していなかった。表参道ヒルズのビアンキショップに出かけた時に、Tabioでみつけたのが、編地がしっかりとしたこのソックス。立体成型にもなってるし、かなり良さそうだったので、買ってみた。3時間のランでも、足のどこにもストレスがなく、かなり快適。丈夫そうなのが一番、気に入っている。

ビッグマックRUN

今週は平日も二日走れたし、新しいシューズも届いたし、といつものワイヤレス・ヘッドセットでラジオを聴きながら砧公園へ向かう。気温8℃という予報ながら、比較的暖かい。日差しもあって、砧公園までもうすぐ、という歩道で側溝の蓋に足を取られて転倒。腹ばいで手足を伸ばした状態は、さながらカエルかスキー・ジャンプのノーマルヒル、といったところ。前方にはご老人が3人歩いていて、カエルの私を覗き込んでいる。恥ずかしさのあまり、聞かれてもいないのに、「大丈夫です」と元気に立ち上がる。左足の膝小僧は血で滲み、まだ新しいタイツには穴が開いている。右手のグローブは手のひらに大きな穴。肩も痛い。これから砧外周を走ろうとしていた矢先、戻ろうかとも思ったが、せっかくここまで来て、と走り出す。当然のことながら、調子は最悪。御多聞にもれず、花粉の影響か、痰がからむ。テンションが低いまま、帰り着く。翌日曜日は、ゆみさんと約束していた、先週と同じ野川30km。春を感じる暖かさのなか、野川、東八道路、仙川とおしゃべりランである。途中、大勢のカメラマンが構える先には、カワセミが水面を羽ばたいていた。仙川に入ると、あとはマックをめざしてがんばるのみ。3時間走って、ここで1000kcalは摂取している。

春のお弁当

お弁当は毎日作っていて、最近は手抜きも多い。週末に翌週のベースになる煮物や煮豆を作っておいて、毎朝やるのは魚を焼いたり、フライを揚げたり、肉を炒めたり、というメインのおかず作り。二日で45km走った週末も、お弁当のおかず作り。きんぴらごぼうとほうれん草の胡麻和え。ほうれん草が入ると、なんとなく春っぽいお弁当になる。なので、だし巻卵と紅鮭を焼いて、和風弁当が出来上がった。黒豆も入ってる。少し、日差しが暖かくなって、お弁当を持って外でランチタイム、というのもイメージできるようになった。本当に春が待ち遠しい。

野川30K

東京の大雪あたりから走っていなかったので、約3週間ぶり。今週も帰りが遅くて平日走れなかったので、週末に集中。土曜日は春一番みたいな暖かさのなか、2時半頃から砧公園に行き、外周を3周。さすがにこれだけブランクがあると、同じペースで走るのはなかなかきつい。しかも、暑い。グローブを外して、それを汗拭きに使う。ちょうど1時間半で15km終了。これだけの距離なのに、随分しんどい。マッサージ器に乗り、腰あたりをほぐす。夜はジムの風呂へ行くと、リカちゃんが「ねぇ明日走る? 私、来週ハーフだから、明日距離走らないとと思って。ゆきえさん、何時頃走るの?」「何時でもいいよ」「話したいことあるんだけど。でもなぁ、友達と約束もあるしなぁ。メールなかったら、行ってて」。その前に2階で私を探していたらしいのに、2階から下に来るまでに気が変わってしまうリカちゃん。今さら驚くことでもないので、これは走らないな、と一人で12時半に出発。この日もコードレスのヘッドセットを付けて、深夜放送の録音を聴きながら野川へ。前日とは違って、走りやすい。なので、野川~東八道路~仙川の30kmコースにする。暑くなく、寒くなく、野川公園まではスムース。その後の5kmはある東八道路もきつくもなく、やっと仙川。ラストの5kmがきつかった。足全体が筋肉痛で痛く、水を飲むたびに歩く。お腹も空いて、世田谷通りのマックをめざす。3時間で28km。腹ごなしをして、再び走り出すと、筋肉痛は和らいでいる。一月ぶりの30km走も無事終了。シューズが変わっても速くなるわけでもないのに、シューズを新調。