今年もスタッフとして参加した東京マラソン。朝6時、自転車で甲州街道を飛ばすと、ハンドルを持つ手に感覚がなくなってくる。この3年で一番気温が低い。6時半の都庁前は、まだひっそりとしていて、ここに36,000人が並ぶとは考えられない静寂さ。いつも、スタート時は現場にいるために、まだスタートを見たことがない。知事のピストルと共に、機械で送風される紙吹雪が、ハートの形になっているのは、ここに戻ってきた時、路面に落ちているのを見て確認している。ここから、靖国通りは、全面がランナーで埋まる。最後尾がスタートゲートを通過するまで約30分、長い長い人の列が通り抜けていく。世界有数のシティマラソンとなって、7回目。ランニング人気は、東京マラソンから始まったと言っても過言ではない。23km地点で、心肺停止になったランナーを心臓マッサージとAEDで救ったのもランナーだった。しばらく人気は続きそうだ。