5月・真夏日のたまライド

今年最初のたまライドは、午前中から気温は30℃越え、それでも木陰に入ると風は爽やかで、一人もちぎれることなく、和やかなうちに終了した。若い世代が多かったのと、女性が3人もいたことで、自然と華やいだ雰囲気に。昼食のテーブルでは自転車談義で盛り上がっていた。前半に登りが続くコースは、みな快調に飛ばしていたが、後半は暑さや疲れからペースは落ち気味。先導で飛ばして走っていると、「飛ばし過ぎ」と幹さんに言われた。なぜか終盤元気になるのは、糸魚川と同じ。初めての70kmという人も多く、完走証を渡すと、「達成感がすごくあります」と感想を言ってくれた。往復自走したので、この日の走行距離128km、さすがに疲れて夕食も摂らずに撃沈。

初夏・仙川

気がつけば、5月下旬、季節は夏になろうとしていた。仙川を走ったのは、ちょうど桜が満開の頃だったから、一月以上前。仙川の風景は様変わりしていた。スイカズラが薫り、夏草が生い茂り、新芽の香りが立ち込めている。もうすぐプール開きというこの時期、生まれた頃というのもあって、好きな季節だ。糸魚川から戻って、体は一向に回復しないのだが、ランへ出かけた。足元はNIKEのnewシューズ。見栄えはいいのだが、如何せんエンジンが‥‥。仙川に入って、時々歩きを入れて、また走り。甲州街道は越えられそうもないので、祖師谷公園で折り返し。とにかく、大腿筋、ハム、腰が痛い。年を取ったと思うのは、回復に時間がかかること。毎日、眠くて仕方がない。ランが終わった後も、昼寝をする始末。7月の皆生も決まって、新しいウエットスーツは届いたのに、果たして、2月から痛い左肩で泳げるのだろうか。

糸魚川まで288km

今年は令和になって10連休、その次の土曜日が東京→糸魚川ファストラン、という慌ただしいスケジュール。しかも、連休最初の日曜日の朝、なんだか喉が痛くて、その日から風邪薬を飲み続けるが、1週間は走れず。10日の休みのうち、結局走れたのは4日だけだった。まだ咳も痰も出るし、どうなるんだろう、とスタート地点へ。ここ2年は雨のスタートだったけど、今年は寒くもなく、そして風もなく、この上ない好天だった。道中、1年ぶりのメンバーと挨拶したり、追い抜く時に声を掛けられたり。ようやく明るくなってくるのは、白州あたり。富士見峠を越えて諏訪湖あたりで、卯月夫婦に追いつかれる。4人のパックで第一チェックポイントへ。その後、信州新町大岡エイド、そばパンをいただいて、ここからは長野市へ出て、坂中峠を越えて、妙高へ向かう。妙高でもまだ寒くもなく、残りは90km。冷えたゼリーを1個食べて、橋本さんが、「おいなり、食べてよ」というので1個食べ、あんぱんをポケットに入れて出発。妙高の下りは長いが、今年も向かい風、ということは、海岸線の8号線までも向かい風ということ。50kmは我慢の走り。海岸線に出ると、なぜかスイッチが入り、がんがんと踏める。今年は向かい風ではないようだ。残り40kmは、高回転で踏み続け、あと○km、とサイコンの数字を頼りにゴールをめざす。午後4時45分、ようやくゴールゲートが見えてきた。みんなが出迎えてくれて、3年ぶりにゴールできた。

朝は焚香

この器は伊万里焼だと思うのだけど、そもそも何を入れるものだったのか。いつのまにか、香炉として使っている。お香は刺すのではなく、寝かせると全部燃えるよ、とお香屋のおじさんが教えてくれた。短いお香に火をつけて、寝かせて入れる。気持ちを落ち着かせる時にとてもいい。もう、5月になった。もうすぐ糸魚川、そして2ヶ月後は皆生、4ヶ月後には佐渡。こうやって一年が終わっていく。そして来月は母の一周忌。