多摩川50K

今年のたまライドのテーマは、「ロングライドに強くなろう」。目標は100kmで、そこまで50km、70kmと段階を踏んでいく。参加者は1年間で一番多い16人。ガイド3人体制で、快晴の日曜日に開催。走力にバラつきはあったものの、ロード歴半年の35歳女性は、苦手の登りをなんとかこなし、「来月も絶対に来ます!」と言って帰っていったという。常連のHさんとしばらく話していたら、「リピートしない理由がわからない」と言っている。「私も来月も来ようかな」と100KのTシャツに着替えて言っていた。風邪は治りかけていたが、あまりの天気に自走で合計100km。ただ、帰宅後はお風呂に入っただけで、エネルギーは尽き、そのまま就寝。テレビも一度もつけず、翌朝のお弁当のお米だけ研いで寝てしまう。何はともあれ、無事故でよかった。

糸魚川初めてのリタイア

糸魚川終了。準備万端、のはずが、休み明け月曜日に喉が痛く、そんなわけないとほおっておいたら、水曜日から咳と痰。声も出なくなり、家族から「それで本当に行くの?」なんて聞かれる始末。帰りの新幹線のチケットもあるし、行かないわけにはいかないし、行ったら走らないわけもいかないし、と山梨へ。ホテルでも咳が出て、おまけに長野県は一日雨予報。ボトルケージの片方には輪行バッグを入れ、多めにお金も入れて出発。雨は最初から降っていた。しかもどんどんひどくなり、富士見の登りで土砂降り。おまけにものすごく寒い。予報では18℃だったのに、岡谷の気温は6℃。足も回らなくなってきた。ギアも、真ん中からトップ側へ入らなくなり、スピードダウン。手が痺れて、ギアも入らないし。やっと岡谷の第1CPに到着し、コンビニへ駆け込み、ホットカフェラテを飲む。湘南レーシングのY田さんも、「もうやめるわ」と言うし、お店の中でFIGのI妻が普段着で、「転んでやめました」と言うので、私もやめる、と言うと、「乗っていきます?」なんて言ってくれたので、そのまま車に乗せてもらう。運転はH田さんという人で、乗客は私一人。「あと一人来るはずなので、ちょっと待ちますね」と言うと、去年のスポルトで大町あたりをずっと一緒に走った星の王子様みたいな男の子が到着し、「寒くて、無理」とリタイヤ組に加わる。しばらくこの3人で車中のおしゃべり。「富士見の下りが寒いから、ずっとブレーキかけてました」と、今日は直毛の髪の毛をタオルで拭きつつしゃべる彼はI井くんと言うらしい。その後、大岡のエイドでサポートをし、きちんと食べ物ももらって、10時間切りを狙う、こっちゃんずI藤くんは、もう死ぬんじゃないかぐらいに震えてた。「無理しないでね」と言うと、「ありがとうございます」と味噌汁を食べて走っていった。第3CPは妙高。いつもより人が少なく、ここではT磨としゃべり、やはり味噌汁をもらって、いよいよゴールをめざす。I橋さんは膝の痛みでやはり車に乗り込み、K岡さんは坂中峠でパンク。妙高で修理して再出発。海岸線は車で走っても長く、ようやくホテル到着。すでにヤングと絹ちゃんは到着していた。「今日は追い風だから、走れた人はタイムがいい」とヤングも30分短縮でご満悦。仕事で帰る絹ちゃんと一緒に風呂へ行き、しばし仮眠をとって、ロビーでお見送り。私の咳はさらにひどくなって、熱っぽいので、早目に就寝。翌朝、閉会式を終えて、新幹線まで部屋でしばらく横になる。駅までは、昨日とは打って変わっての爽やかな晴天のなか、自転車で。あまり走っていないので、筋肉痛なく、さりとて風邪で苦しく、納得できない今年の糸魚川。16回目にして、初のDNF。

 

快晴の5月の連休

あっという間にバイシクルライドも終わり、気づけばGWも終わっていた。怒涛の一ヶ月だった。そして今週はもう東京→糸魚川ファストランである。今年は、板橋マラソンをDNSした3月下旬からロード練習を始めたものの、走れたり、走れなかったりで、挙句の果ては、4月末の100kmで左足のクリート摩耗により全然嵌らずで、GW前になんとかしないと、とペダルも古いのでAmazonでペダルとクリートをお急ぎ便で注文。3日の練習後にペダル交換を試みるも、TIMEのペダルがどうしても外れず。しかも、下りのブレーキ開放区間になるとギーギー音なりがするので、緊急で店長に電話。「今、鶴峠の上なんですけど、どうしたんですか」「すごく音がするの、ギーギーって」「ホイールなんでしたっけ」「キシリウム」「わかりました、ホイールです」と言うので、翌日は練習を止めてペダルとクリートも持って、鯛焼きを買って店へ。「あのさ、もう一つあるんだけど。ペダルがね、外れなくて」と、禁断のAmazonで買ったペダルとクリートを渡し、全部セッティングしてくれた。ホイールも分解掃除、グリス投入で見事解決。で、5日は宮ヶ瀬へ。ところが、246号走行中、左足のクリートが外れにくい。時々降りて、ペダルのネジを-(マイナス)方向へゆるめるも、一向に外れない。とうとうまったく外れなくなって、土山峠の上で、ベルトを緩めて、足ごと抜き、店長へまたも緊急コール。「今、どこですか」「峠の上」「ペダルいじりましたか」「うん、アーレンキーで」「あそこはいじっちゃいけないんですよ、一番ゆるくなってるんで」で、写真を送ってくれたりしたけれど、日差し強くてよく見えず。残り50kmくらい、ペダルが外れない恐怖で、左足はクリート反対面に載せるようにして、嵌めないまま三鷹の店へ。NAVIで近道を検索してたら、途中でスマホのバッテリーも切れ、ようやく店に到着。「え、戻ってきたの? 糸魚川の途中かと思った」と店長が自分のLOOKクリートが着いた靴で乗って、「こりゃ、固いね。すごいテンションになってる」と、いろいろ直してくれて、ようやく楽に外れるようになった。くどいようだが、Amazonで買ったんだけど。コーラも買ってくれて、しばしおしゃべり。6時半に家に着くと、「連絡つかないから、死んだんだな。スマホも壊れるぐらいの事故なんだな、と思った」と家人に言われ、8時間も帰って来ないので、それも当然かと思われた。急いで晩御飯の支度。この日の走行距離、120km。いろいろあったけど、それでもやっぱり自転車は面白い。