秋の尾根幹

佐渡から2週間経って、そろそろ自転車も乗りたい、と日曜日は久しぶりの尾根幹~北野街道コース。少し肌寒いくらいの陽気で、町田街道のレーサーは長袖が多い。私はノースリーブ。アームウォーマーをしようかと考えていると、連光寺の上りにさしかかって、結局最後まで付けずじまい。お天気だったせいか、尾根幹は自転車が多かった。グループ走行も多く、その最後尾に付くと、信号で停止の合図をしてくれる。親切にしてもらってるのに、その先の上りで4人グループ全員をパス。こういう気持ちのいい天気は、年に何度もあるものじゃない。次は2週間後の糸魚川スポルトだし、その後は自転車もお休みになるので、今季のロード練も残るは一回。馬駈のサーティワンで、今季初の休憩。そういえば、アイスクリーム休憩を今年はしなかった。誰もいないテラス席で、ゆっくりと休憩しつつ、残り20km。なんだか、この日は行きも帰りも追い風、みたいに調子が良く、少し負荷を掛けつつ、ペダルを回した。帰宅後、いつもより疲れているので、この日のランニングはなし。ドラゴンズのゲームが延長で長くなり、青息吐息で辛勝。やっとのことで4位、という中日も情けない。

15年目の佐渡国際トライアスロン

佐渡の大会は今年で26回、私の参加は連続15回となる。土曜日朝6時、車に自転車を積んで、家を出る。10時半、新潟港着。早すぎる。それにしても、暑い。それまで涼しかった東京とはえらい違いで、真夏の暑さになっている。エンジンを切った車に乗り込み、フェリー出航を待つが、ものすごい汗。予定どおり、3時過ぎに両津港に到着し、会場へ。会場では、4年前まで参加していた鳥取・皆生トライアスロンの時、ずっと同室だった阿佐美さんと会い、そのまま競技説明会へ。すごく久しぶりだったのに、あんまりそういう感じもなく、近況報告など。「スイスのアイアンマンが16時間でやっとゴールしたのに、15時間半でゴールできるわけないよ~」なんて、翌日のAタイプは諦めムード。じゃあ、明日は会えないけど、またね、と別れ、宿へ向かう。宿の前には、うるま荘時代からのKカップルが待っていた。宿のおじさんも「おう、元気そうだな」と、出迎えてくれた。翌朝、ぐっすりと寝て5時にKカップルと一緒に出発。トランジットでは、毎年会う横須賀、横浜の昔の仲間とまたもや近況報告。65歳のノザワさんは、「またウエット作っちゃったのよ」「じゃあ、あと5年はやらないと」なんて話して、記念撮影。いよいよ、スタート。海は凪いでいて泳ぎやすく、バイクは海岸線の向かい風が強く、いよいよランパート。陽射しが強く、暑い。農家の私設エイドの水道を頭からかぶったり、甘いスイカをいただいたり、畑野の折り返しまでは辛かった。ここから、あとは10km。時折、涼しい風も吹いて、段々楽になってきた。ラストの5kmも短く感じたほど。ようやく商店街を抜けると、ゴールゲート。今年は応援隊の卯月夫婦とハイタッチして、ゴールテープ。すぐ前のおじさんが、「きつかったですね」と笑顔。トランジットでバイクピックアップする時に、佐渡出身の恵子さんとしばらく話す。Kカップルと、駐車場手前で合流し、ビューさわだのお風呂へ行く。水風呂が気持ちいい。「年代別優勝おめでとう、かっこいい!」と自宅のPCを見ていた甚平からメールとゴール画像。5年ぶりの優勝は、すごくうれしい。

秋みたいな残暑

ムシムシと暑かった猛暑から、一気に秋のような天気かと思ったら、秋の長雨みたいなここ数日。すごく、不快。ずっと晴れていない。今日も一日、シトシトと雨が降っている。昨日の日曜日は、とても涼しい8月最終日だったが、朝から尾根幹、野猿峠、北野街道、町田街道の80kmを走ってきた。気温は低めだったが、少し走ると汗はボタボタ。ボトルごと凍らせたポーラーの水は60km地点でなくなっていた。涼しいのは楽だけど、やっぱり夏はまだ終わっていない、というぐらいの陽射はほしい。このまま秋になってしまうのはどうにもこうにも寂しい。家に戻って、それでも食欲はいつもと同じくないので、洗濯をして、勝たない野球を眺めていたが、8月最終日もドラゴンズは勝ちそうにないので、テレビは消して、本を読んでいた。2階の乳幼児がお母さんと遊んでる声が聞こえる。前日、読み終えた「恋愛中毒」がすごく面白かったので、もう一度読み返してみる。それぐらい、面白かった。ただの恋愛小説かと思いきや、そうではなかった。ラストに向かって、どんどん怖くなる展開。そして、予想を裏切るラスト。サスペンスではないのに、ゆるゆるとフェイドアウトしていくラストではなかった。なので、最初から伏線らしきものを探して読んでいる。