春の宮ヶ瀬湖

飛び石の三連休初日は、これまた土山峠まで走った。いつも国道246号は激混みだが、今年は町田を過ぎても渋滞は続き、なんと妻田までびっしりだった。ここを右折して、清川村をめざすが、山に入って、やっと車が少なくなった。お腹空いたなぁ、とコンビニをめざすが、最後のセブンイレブンもローディがたむろしているのでパスし、登坂区間に入る。46kmから6kmくらいはひたすらに登り。前々日の峠走りで腰が痛く、伸ばしつつなんとか登る。虹の大橋を過ぎると、しばらくは気持ちのいい下り。半原はいつまでも登りがあるが、土山峠さえ登ってしまえば、このコースは下りが長い。車の渋滞の影響で、ここへ来るまで随分時間がかかってしまい、とっくに昼を過ぎている。どこでお昼を食べようか、考えながら走っていたが、結局、大蔵のサイゼリアで休憩。隣は国士舘の体育会の男の子二人。そこの並びに母親くらいの女ローディが。ピザとドリアという二人前コースをたっぷり食べて、エネルギー補給。ここからは25kmくらい。ゆっくりと走り、家に着いたのは4時少し前。長かった。翌日は、家を出たものの、強風のためUターンし、子供の日は尾根幹から野猿峠の80km、ここまでで444km。ゾロ目が縁起いいのか、悪いのか。それにしても、宮ヶ瀬湖のきれいなこと。これが都心から50kmにあるとは、みんな知らないだろうな。

初土山峠

実に一ヶ月半ぶりの更新。随分と過酷な4月だった。気がつけば、世の中はGWになっていた。それにしても、天気は4月からあまり良くない。気持ちのいい春の陽射は、今年は少ない気がする。緑の日、勢いこんで走り始めたものの、あまりの強風に土山峠は断念し、尾根幹をゆく。それでも、多摩川にまで波が立つほど風は強く、立ち止まること数回。やっと多摩川原橋。このまま連光寺へ行くと、ずっと横風なので、左折して、尾根幹で南大沢まで。まだまだ風は強いので、月末に行うツーリングの下調べに切り替え、チクテベーカリーをめざす。ナビでは二ヶ所が出て、よく見えないので、最初に出た店をめざすが、ここは自宅の一角で、元のお店のよう。南大沢の団地にある店をめざすと、ここは最初にナビを立ち上げたあたりであった。すごい遠回り。行くと、古びた団地の端に突如、行列が。対面販売なので時間がかかり、しかも前の人は5000円分も買っていて、並ぶこと20分、ようやくリュスティックを2つ買い、ポケットに突っ込む。天然酵母がブームなのか、そんなに安くないパンをうれしそうに買っていく人たち。材料原価は1/10もしないだろう。大蔵のファミリーマートでコロッケとコーヒーと買ってランチ。帰りも風は止むことなく、しかも追い風にもならないで5時間もかかって、65km。日曜日、この日もさして温かくはないものの、アームカバーだけして246号へ。今年初めての土山峠。暑くはないけど、汗がボタボタと落ちる。九十九折は、毎年走っていても、こんなに長かったかと思う。腰が痛い。ようやく峠が終わり、見渡す宮ヶ瀬湖は、天国のようにきれいだ。行ったことないけど。車もいないし、人もいない。時折、対向から自転車が来るだけ。いつもながらの静寂の湖面。爽快なダウンヒルを楽しんで、駐車場待ちしているビジターセンターを過ぎると虹の大橋。新しくできた相模原インターの看板を右折して、相模川を渡り、橋本に出る。帰りの世田谷通りは3人のトレインだったので、かなり回して走れた。もう糸魚川まで2週間というのに、やっと初100km。

白木蓮

土曜日は冬に逆戻りのように寒く、日曜日もまた寒かった。ランニングも真冬バージョンで、グローブまでして出発。梅はほとんど終わってしまったが、桃が咲き出し、モクレンの花が満開。陽気は春ではないけれど、草花は春の準備を始めている。そういえば、柳原白蓮は「びゃくれん」と読ませる。白い花の木蓮は、「はくもくれん」で、印象がだいぶ違う。それでも、モクレンの花は好きだ。大学生までいた祖父の家には、庭に木蓮の花があった。よく見る紫の花で、こちらは紫木蓮(しもくれん)というらしい。同じ花なのに、紫と白では、違う花のように趣が違ってくる。白の木蓮は気高い。紫は優美。今日も調子は悪くなく、快調に走ったつもりだったが、後半の1時間はLife logはカウントしていなかった。2時間14分のラン。

梅見月

旧暦二月は梅見月というらしい。新暦では2月下旬から4月上旬、まさに今の時期。そして、遊歩道の梅が真っ盛りで、走っていても梅の香りがあちこちでする。そして、土曜日は啓蟄に合わせたかのように温かくなって、6日も汗ばむほどの陽気になった。曇り空のなか、いつものように烏山川緑道~目黒川沿いを走る。この日、びわ湖毎日マラソンがあったが、正午の気温19℃の高温のレース、と実況がさかんに言っていた。寒い真冬の時期に走っていたことを思うと、手袋のいらないこの時期が待ち遠しかった。新しいXperiaには、SONYのLifelogというアプリがプリインストールされていて、まさにタイトルどおり、その人の生活がどうなっているかを記録してくれる。目標設定の数値を入れておくと、夜になって達成したかどうかも知らせてくれる、いわばちょっとおせっかいなアプリ。使い方もよくわからずにほおっておいたら、ある日「達成しました!」というお知らせと共に、その日の記録が更新されていた。自転車を1時間と設定したら、往復の自転車通勤で達成されていて、ランも1時間としたら、夜走った距離、ペースまでが入っていた。何時から何時まで車に乗ったかも記録されていたし、GPSで記録しているのか、ON/OFFを自分でセットすることはないのに、スマホには知られてしまっている。アリバイに使えるのかも。それでも、正確でない時もあって、昨日は2時間10分走ったのに、そのうち30分はWalkingになっていた。1km6分を切ると、このアプリは歩きとみなすのか、そんなに手厳しいのか。やっぱり機械には間違いもある。土曜日の車も帰りだけカウントされて、行きはカウントされていないし。人工知能がまだ進んでいないのも、なんだか納得。自動運転も、そうそう進歩はしないらしいし。時期が来て、自然と咲いている梅のほうが、よほど素晴らしい。

ストライダー

真冬の大嵐となった土曜日とは打って変わって、晴天となった日曜日。いつもの烏山川緑道~目黒川沿いのランに出かける。まだまだ春とはいえない風景ながら、気温が高かったので、汗の出方がすごかった。いつものように、深夜放送のラジオ録音を聞きながら、とトコトコ進むと、大橋の手前でストライダーの男の子発見、一緒に走るお父さんはラッパーみたいなBMXライダー。あんまりかわいいので、撮影しようとスマホをポケットから出そうとするが手間取り、そのうちに路地に曲がってしまい、やっとのことでおさめたのがこのショット。ストライダーでも、きちんとかぶっているヘルメットもまたかわいい。この先から目黒川に入り、人混みを抜けると、だんだん風が強くなってきた。日蔭は寒い。西五反田まで往復して、2時間半。夕方はジムで筋トレ。明けて、火曜日。いつものように自転車出勤して、最後の曲がり角を曲がろうとしたとき、後ろからやってきたキャデラックにぶつけられ、転倒こそしなかったものの、左膝を自転車のトップチューブにぶつけ、右足は車のタイヤに強く接触。右足のズボンとバイクシューズは真っ黒。慌てて降りてきたキャデラックのドライバーは平身低頭だったが、病院に行ったり、加害者に電話をしたりと、この日はさんざん。打撲の膝は、どんどん痛くなった。左に停まっていたパトカーに気を取られてよそ見、というけど、転倒していればもっと怪我はしていたはずで、車の運転は気をつけてほしいもの。

火花

記録的な暖冬と言われるこの冬も、年明けになって、普通の冬の寒さに達しつつある。夜の外気温が8℃を下回ると、さすがに外ランに行くのも躊躇する。先週は祭日の昼間に走ったほかは、夜ランは2回ともトレッドミル。二度目の木曜日は、BS3で「英雄たちの選択」を見ながら8km走った。ちょうどこの日は、真田信繁の回だったので、大阪夏の陣での信繁の選択が、この日のテーマだった。大河ドラマ「真田丸」も始まって、仕事始めの日には、半年前に渋谷区図書館に予約しておいた「火花」の順番がまわってくるという吉報まであった。カードを持って図書館に行くと、エプロンをした係の女性が、私の顔を見てニコッと笑い、「すごいですね」と言った。壁の張り紙には、「火花」の予約待ち人数は1131人とある。「なんで、こんなに早く来たんですかね」と聞くと、さぁー、と首を傾げて書庫の本を取りに行った。2年前くらいから、受賞作品となった新刊本を買うのをやめている。本屋大賞を取った「海賊とよばれた男」を上下巻買ってみたものの、さっぱり面白くなく、読み終わった途端に、図書館に持ち込んで寄贈したのがきっかけだった。その時も、この本の予約待ち人数は600人を越えていたと思う。受賞作品を疑ってかかるようになったのは、この本がきっかけだった。読んでいるうちに面白くなるはずだ、と信じて読み進めて、最後までまったく面白くなかったという本も、この時が初めてだった。「火花」は芥川賞受賞の前に予約したのだったか、こんなに早く順番が来るとは、今年は春から縁起がいい。実際の本は思ったよりも薄く、2日で読み終わった。「大地を震わす和太鼓の律動に、甲高く鋭い笛の音が重なり響いていた。‥‥」小説っぽい書き出しに、一気に期待が持てたのもつかの間、主人公徳永と、心酔する先輩神谷の何年かの話は、一つも心を揺さぶられずに終わってしまった。そういえば、このところの芥川賞受賞作を最後まで読み終えた記憶がない。人物への興味もわかず、ストーリーを追うワクワク感もない。そういう意味では、最後まで読んだのはまだましなほうなのかもしれないが。「世界の中心で愛を叫ぶ」がヒットした時、普段は本を読まない世代が買ったからだ、と言われた。今回もそんな気がする。

ラスト目黒川

今年最後の週末。土曜日は暖かかったのに、走れる日曜日は朝から風が冷たかった。いつもと同じ時間に起きて、そのまま換気扇とレンジの掃除。やかんにお湯を沸かして、熱湯をかけて油汚れを落としていく。この日はゴム手袋をしたので、手荒れもなかった。しかも、この頃は夏場に一度換気扇掃除をするので、かなり楽だ。1時間半ほど格闘して終了。りんごを剥いて食べ、支度をして今年ラストの目黒川コースを走る。風は冷たいのに、日差しは温かい。ランニングの人出もかなりある。年末は男性はやることがない。三宿からは世田谷公園を通って、目黒へ出る。田道で折り返し、中目黒駅前は山手通りを通ってみると、エグザイルの駅ホームの写真があった。Facebookに誰かがアップしていたけど、ここにあったのか。みんなスマホを向けて撮影している。ここから再び目黒川沿いに戻って、いつもの烏山川緑道へ。また風が強くなって、日蔭になるとすごく寒い。歩くと汗が冷えるので、なるべく歩かずに走ろう。今年も沢山走った。来年も健康に走れますように。

目黒のさんま

クリスマスウィークになって、ピザ屋の配達のお兄さんの恰好がサンタクロース姿になった。依然として暖かだが、今年も残り2週間。仕事は最終週になった。年明けに入稿する制作物をチェックすれば、今年も終了。今週末も暖かだった。日曜日、いつものように緑道沿いに走り、三宿から246を渡って、目黒方向へ。なるべく大崎方面へ出るように、斜め斜めに走って行くと、目黒が江戸時代は落語「目黒のさんま」に出てくるような畑だったことがよくわかる、道が畦道の名残になっていて、なかなか大きな通り出ないのだ。番地はやがて祐天寺になり、路地また路地に進むと、やっと車の往来が見えて、そこは駒沢通りだった。目黒はいかに田舎であったのか、ランニングで理解できた。世田谷区よりも入り組んでいる。駒沢通りを下って、目黒川沿いにやっと出たので、いつもの側道をしばらく大崎方向へ。今日は風もなく穏やかなので、ランニングの人が多い。帰りは素直に緑道沿いに帰り、2時間40分。

冬の日

土曜日は気持ちがいいくらいに晴れていて、とても暖かで、12月だというのに薄手のダウンだけで出かけられた。門前仲町で落語会。久しぶりのホール落語は面白く、やっぱり落語はいいよね、と思える。一人で作り出す世界観がすばらしい。日曜日は朝から雨。しかも、寒い。今日こそはランニング、と思って着替えてスタンバイしているのに、雨はシトシト降り続き、ようやく5時過ぎに上がりかけたので出かけると、また小雨が降ってきた。フードを被って、走る。この日はさのマラソンの日。申込みをしていたのに、11月に風邪で走れなかったので、DNF。冷え込みはさほどではないにしても、小雨のレースは寒かったろう。また来年走れるように、もう少し走っておこう。翌日、久々にGPS時計をつけて走ってみたら、あまりのタイムの遅さにびっくり。何年も前、いつも時計をつけてラップを見ていた頃は、遠い昔のことのようだ。その頃の日記を読み返してみると、熱心に走っていたのがよくわかる。少し反省。次のマラソンの時は、もう少し成果が出るようにがんばろう。

まだまだ紅葉ラン

今年は紅葉が長く楽しめて、それはそれで暖冬もありがたい。紅葉を見るのが、長いランに出かける動機づけにもなる。目黒川沿いの紅葉は、それぐらいきれいだ。平日夜の大橋までのランと、少しバリエーションを持たせるために、三宿をまわって目黒をめざす。池尻辺りの通りも紅葉している。路地を曲がり、なんとなく走っていると、山手通りに出た。ちょうど中目黒辺り。目黒川に出て、大崎方面へ。まだ時間が早いので、人通りも少ない。ここのところ毎週走っているけれど、紅葉がまだまだ美しい。何人かのランナーとすれ違う。この日は目黒通りで折り返し、帰りはいつものごとく、時々歩きを入れる。セールものぞく。ようやく2時間45分かかって辿り着き、自宅近くのリサイクルセンターをのぞいてみた。今まで入ったことがなかったけど、タンスやソフャ、テーブル、椅子と、状態の良いものが沢山おいてある。目玉商品も多いのかも。家に戻ると、福岡国際マラソンの先頭集団が10kmあたりを走ってる。川内勇輝が早くも遅れてる。大丈夫か。