ベンチプレス世田谷大会

スポーツクラブのフリーウエイトコーナーでは、いつも石渡先生が門下生を指導している。クラブではなく、あくまでも自主トレ。そういう人達が何人もいて、マリアさんも美樹ちゃんも、その中のメンバー。大会が農大の道場であるというので、最近ロッカーで話すようになった奥様と二人で、日曜日の朝、農大の体育会合宿所近くの門をくぐる。アパートみたいな合宿所には、ユニフォームが干してあり、男の子が歩いてくる。「こんにちは」と言うので、「あの、道場はどこですか」「道場は、あっちです」と指さす方向には、立派な鉄筋の校舎があった。そこの3階でベンチプレス世田谷大会が行われていた。狭い教室みたいなところに、見ればほとんどスポーツクラブの人達が。重量の札を入れ替えしているのはワコちゃんだし、掲示の記録してるのはキクちゃんだった。この頃、先生の教えを受けているというユキちゃんは、「でも、52kg級だと、美樹ちゃんとぶつかるのよ」と言うので、「じゃあ、5kg太って、57kg級にしたら」と言っておいた。大会は上げるウエイトの軽い順に、3回試技を行う。審判は3人いて、2人以上の白旗が上がればクリア。マリアさんも美樹ちゃんも、体重別の参加は一人だけなので、二人とも金メダルだった。参加者のほとんどは、スポーツクラブの人たちで、揃いのTシャツにベルトを巻き、マリアさんも美樹ちゃんも、堂々として、なんかカッコいい。最後まで見ずに、私たちはスタバでお茶をしに出てしまった。その後、1時半から、私はバイクジャージに着替えて、小野路~尾根幹ルートの練習に出かけた。劇坂ばかりだったけど、ものすごく面白かった。