東京マラソンは一般参加を見送り、これを契機に3月のマラソン大会は軒並み中止。果ては4月開催の宮古島トライアスロンまで中止となった。いったいどうなる、バイシクルライドではあるが、もちろん開催する。スタートは時差式で、一度に集まる人数は東京マラソンのエリートより少ない。屋外の感染は考えにくい、と医師がコメントしている。すべてが過剰な日本。買い物に出かけた多摩境のコストコは、直近信号から駐車場に入るまで30分、さらに店内に入ると、レジから一番遠い肉売り場までカートの行列。レジ待ちに1時間は優にかかるだろうと、買い物を断念。カートには、30ロールのトイレットペーパー。デマに振り回される日本人。45年前のオイルショック再び、である。日曜日は、免疫力を高めるために、自転車に乗る。まあ、高めるためではないけど。自転車は楽しい。
もうすぐロードの季節
ここ2週間ほどで、日本や世界の情勢が新型コロナウイルス一色となった。まるでハリウッド映画の世界。まさか、こんなことが現実になるなんて。それでも、ニュースの中の出来事と打って変わって、スーパーや世田谷通りは、いつもの平穏な時間。三連休なのに、どことなく車も空いている尾根幹、日曜、祝日の二日間は今年初のLOOKに乗った。この間、タイヤを新品にしてもらったばかりのMAVIC USTチューブレスホイール、シューズは佐渡トライアスロンの会場で買ったMAVICロードシューズ。Raphaのロングスリーブジャケットにジレ、カステリのクロップドタイプのタイツを履く。多摩川を眺めながら、尾根幹を上り下りして、鎌倉街道、町田街道を回す。風は強いけれど、冷たくはない。走れる時に走っておきたい。糸魚川の申込みも済んで、走れるのはあと2ヶ月と少し。19回目の糸魚川、完走を目指して。
アジアの映画
建国記念の日、砧公園の外周を走って帰ってくると、NHK-BS3で「七人の侍」を放送していた。2時間40分のフルパッケージ、中盤には「休憩」の文字でインターバルがある。長い、そしてモノクロ。全体的にかなりヘビー。公開は昭和29年、ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞という、言わずと知れた「荒野の七人」のリメイク元。何度か断片的に見ただけだったので、改めて見てみると、この映画の画力(えぢから)は圧倒的。名場面と言われる泥だらけのラストシーンもさることながら、三船敏郎、志村喬、木村功、稲葉義雄の顔の力、なんといっても三船敏郎のインパクトは言わずもがな。撮影の力もすごいので、このモノクロ映画をフルで見続けると、疲れる。お腹いっぱいという感じ。黒澤明は不滅だ。そして、アカデミー賞では、作品賞に韓国映画「パラサイト」が受賞。ポン・ジュノ監督は、「殺人の追憶」「母なる証明」でも話題になったが、まだ見たことがなかった。そのポン・ジュノ監督の「ほえる犬は噛まない」を見た。韓流ドラマは随分見たけど、韓国のドラマは結構エグイ洒落も効いていて、なかなか面白い。この映画も、出だしから、なかなか風刺が効いているのだった。森田芳光監督の「家族ゲーム」を見た時のような衝撃。場面場面の画力が、こちらも強い。画面がきれいだ。他の映画も見てみたくなる、ポン・ジュノの世界。
NIKE ZOOM FLY3
今年は暖冬なので、時折寒くなると、堪え性がなくなる。土曜日は気温12℃と温かだったのに、日曜日になると7℃になり、突風のように吹く北風の冷たいことと言ったらない。先週の温かな立春は、芦花公園の外周をほのぼのと走ったけれど、今週は公園へ行くまでの道が北風を遮るものがなく、挫けそうなので烏山川緑道へ。ズームフライ3の走り方に慣れていないので、YouTubeで学習し、真上から空き缶を潰すように走ること、と教えてもらって、なんとか始めから「空き缶、空き缶」と走ってみた。先週よりは、ソールのバネ感を感じられ、筋肉痛も感じない。中目黒で折り返し、国道246を大橋で渡ると、向かいからH夫妻が手を振る。一ヶ月前くらいにも会ったけど、あの時はすれ違っただけ。「どこまで行くの?」「そこよ」と大橋を指すので、「じゃ、一緒に行く」と三人で豪徳寺まで。積る話を沢山して、そういえば一緒に走るってすごく久しぶりだよね、なんて話した。「また走ろうね」と緑道で別れて、私は1人でジムでストレッチ。お風呂に入っても、この日はいつまでも寒かった。
立春
調べてみたら、今年の節分は2月3日だそうで、今日が豆撒きの日だとさっきわかった。道理で日差しは暖かく、立春の日にふさわしい。昨日の日曜日も芦花公園の周回を5周走っていたら、梅の花は一輪どころか、辺り一面咲き誇っていた。暖冬といえど、冬は長く、春が待ち遠しい。そんな景色を眺めながら、静かな粕谷の町をのんびりと走った。先日投入した、NIKE厚底シューズの普及版ともいうべくズームフライ3は、最初こそバネ感が楽しかったのだけど、そのうちに疲れてきて、終盤は歩きを入れつつの15km。ニュースを見れば、筋肉が少ない女子マラソンは厚底派は少ない、という記事に納得する。貧足には宝の持ち腐れ感ハンパない。慣れれば大丈夫なのか? セールに乗せられて色違いで2足買ったのは、果たして良かったのか、悪かったのか。
東京五輪まで180日
大阪国際女子マラソンで松田瑞生の派遣標準記録突破の走りを見るにつけ、いよいよ近づいた東京2020を実感する。あと半年、東京の街はどう変わっていくのだろう。墨田区菊川へ自転車で打合せに行ったついでに、両国国技館に寄ってみる。この日は9日目の場所だった。着物姿に風呂敷包を下げた関取が横切っていく。三脚を立てて、関取を撮影しているファンも多い。序盤で横綱が不在となった初場所だったが、終わってみれば西前頭十七枚目、幕尻という言葉も初めて知ったけど、徳勝龍という人柄があふれる関取が優勝という、印象に残る場所になった。「性格は声に出る」という哲学者の言葉があるが、この人の語り口はまさしく人柄を感じさせる語り口。ファンも一気に増えただろう。貴景勝がもはやヒール扱いというのも面白かった。
如月
バイシクルライドの募集開始から一ヶ月。今年はYouTuberの力を借りて、コース紹介動画を作ってもらったり、自転車ボランティアの人達の募集も立ち上がりが早くなったり、いい方向に進んでいる。オリンピックイヤーもあってか、「東京2020」をコピーに入れたのが功を奏したのか、初参加の割合が多くなっている。ということは、リピーターの出足は少し鈍いのかも。豊洲ぐるり公園のエイドで、今年からお世話になるBBQエリアの社長にもお目にかかって、いろいろお願いできることにもなった。このエイドはなんとしても成功させたい。実施日まであと3ヶ月。そして、もうすぐ如月。
冬の散歩道
新年最初の三連休、初日はバイシクルライドのスタッフ試走。この時期の恒例で、毎年ものすごく寒い朝なのに、今年は気温10℃もあって暖かい。三人で話をしながら、ポイント確認。豊洲ぐるり公園をぐるっと回れる今年は、レインボーブリッジが見えるポイントでしばし溜息。海が近いエリアで、ランナーも多い。今年はこの辺りがエイドステーションになる。後半は、江戸情緒を感じる下町コース。初めて通る岩本町は、神田於玉ヶ池があったところ。坂本龍馬も通ったという千葉周作の道場もあった場所、と教えてもらう。東京は面白い。今はただの交通量の多い道だけど、歴史の深さといったら。30kmを走って、今年のコースも好評。連休最終日、やっと整骨院の先生の許可が出たロングランで、目黒川へ。蛇崩れ緑道から三軒茶屋、山手通りで折り返して烏山川緑道で帰ってくる。冬の目黒川、まさに冬の散歩道。
東京2020のバイシクルライド
今年も恙なく始まり、また一年のスタートを迎えた。バイシクルライドのエントリーが始まって2週間。元旦にはYouTuberによるコース紹介動画が撮影され、早々にアップした。車の少ない休日の東京、気持ちのいい晴天、抜群のコース設定と、見ているだけで思わず走りたくなってくる。前半はオリンピックイヤーの東京の象徴でもある豊洲周辺、そして歴史ある江戸情緒満載の後半と、今年もメリハリの効いたコースレイアウト。走るだけで、東京のすべてがわかる、そんなコースだ。
暮れてゆく令和
今年も残り5日。明日は仕事納めだ。今日はこれから印刷入稿して、その後クリエイターチームの忘年会。どこも予約が取れなくて、大箱の新宿シュラスコで、肉食べ放題+飲み放題コースにした。令和になって、はや8ヶ月。今年も恙なく、一年が終わっていく。やれなかったこと、まだ未達のこと、新しく始めることなど、いろいろあるけど、これはまた来年。今年も健康で仕事ができたことに感謝して。