ラスト目黒川

今年最後の週末。土曜日は暖かかったのに、走れる日曜日は朝から風が冷たかった。いつもと同じ時間に起きて、そのまま換気扇とレンジの掃除。やかんにお湯を沸かして、熱湯をかけて油汚れを落としていく。この日はゴム手袋をしたので、手荒れもなかった。しかも、この頃は夏場に一度換気扇掃除をするので、かなり楽だ。1時間半ほど格闘して終了。りんごを剥いて食べ、支度をして今年ラストの目黒川コースを走る。風は冷たいのに、日差しは温かい。ランニングの人出もかなりある。年末は男性はやることがない。三宿からは世田谷公園を通って、目黒へ出る。田道で折り返し、中目黒駅前は山手通りを通ってみると、エグザイルの駅ホームの写真があった。Facebookに誰かがアップしていたけど、ここにあったのか。みんなスマホを向けて撮影している。ここから再び目黒川沿いに戻って、いつもの烏山川緑道へ。また風が強くなって、日蔭になるとすごく寒い。歩くと汗が冷えるので、なるべく歩かずに走ろう。今年も沢山走った。来年も健康に走れますように。

目黒のさんま

クリスマスウィークになって、ピザ屋の配達のお兄さんの恰好がサンタクロース姿になった。依然として暖かだが、今年も残り2週間。仕事は最終週になった。年明けに入稿する制作物をチェックすれば、今年も終了。今週末も暖かだった。日曜日、いつものように緑道沿いに走り、三宿から246を渡って、目黒方向へ。なるべく大崎方面へ出るように、斜め斜めに走って行くと、目黒が江戸時代は落語「目黒のさんま」に出てくるような畑だったことがよくわかる、道が畦道の名残になっていて、なかなか大きな通り出ないのだ。番地はやがて祐天寺になり、路地また路地に進むと、やっと車の往来が見えて、そこは駒沢通りだった。目黒はいかに田舎であったのか、ランニングで理解できた。世田谷区よりも入り組んでいる。駒沢通りを下って、目黒川沿いにやっと出たので、いつもの側道をしばらく大崎方向へ。今日は風もなく穏やかなので、ランニングの人が多い。帰りは素直に緑道沿いに帰り、2時間40分。

冬の日

土曜日は気持ちがいいくらいに晴れていて、とても暖かで、12月だというのに薄手のダウンだけで出かけられた。門前仲町で落語会。久しぶりのホール落語は面白く、やっぱり落語はいいよね、と思える。一人で作り出す世界観がすばらしい。日曜日は朝から雨。しかも、寒い。今日こそはランニング、と思って着替えてスタンバイしているのに、雨はシトシト降り続き、ようやく5時過ぎに上がりかけたので出かけると、また小雨が降ってきた。フードを被って、走る。この日はさのマラソンの日。申込みをしていたのに、11月に風邪で走れなかったので、DNF。冷え込みはさほどではないにしても、小雨のレースは寒かったろう。また来年走れるように、もう少し走っておこう。翌日、久々にGPS時計をつけて走ってみたら、あまりのタイムの遅さにびっくり。何年も前、いつも時計をつけてラップを見ていた頃は、遠い昔のことのようだ。その頃の日記を読み返してみると、熱心に走っていたのがよくわかる。少し反省。次のマラソンの時は、もう少し成果が出るようにがんばろう。

まだまだ紅葉ラン

今年は紅葉が長く楽しめて、それはそれで暖冬もありがたい。紅葉を見るのが、長いランに出かける動機づけにもなる。目黒川沿いの紅葉は、それぐらいきれいだ。平日夜の大橋までのランと、少しバリエーションを持たせるために、三宿をまわって目黒をめざす。池尻辺りの通りも紅葉している。路地を曲がり、なんとなく走っていると、山手通りに出た。ちょうど中目黒辺り。目黒川に出て、大崎方面へ。まだ時間が早いので、人通りも少ない。ここのところ毎週走っているけれど、紅葉がまだまだ美しい。何人かのランナーとすれ違う。この日は目黒通りで折り返し、帰りはいつものごとく、時々歩きを入れる。セールものぞく。ようやく2時間45分かかって辿り着き、自宅近くのリサイクルセンターをのぞいてみた。今まで入ったことがなかったけど、タンスやソフャ、テーブル、椅子と、状態の良いものが沢山おいてある。目玉商品も多いのかも。家に戻ると、福岡国際マラソンの先頭集団が10kmあたりを走ってる。川内勇輝が早くも遅れてる。大丈夫か。

まだまだ紅葉

今年は暖冬のおかげで、紅葉の期間が長いのだという。もう師走だというのに、都内はまだまだ見頃らしい。さのマラソンまで2週間という週末、二度目の30km走に出かけてみる。金曜日まで腰は痛く、土曜日の夜、なんとなく痛みがおさまった、という程度で出かける始末。走れなければ、早目に折り返そうといつもの緑道。少し遠回りをして目黒川沿いに出て、大崎で折り返し。1時間半も経過して、この頃から時々歩きを入れないと、どうにも大臀筋が痛い。目黒川沿いはアパレルショップのセールもあって、誘惑が多い。歩くついでに、お店を覗いてみる。ようやく目黒通り、そして駒沢通り。それにしても、X’masイルミネーション前の街はきれいで、歩いていても楽しい。って、歩いてるし。今日はファイン・トラックを着ているので、汗をかいても体が冷えない。アンダーウエアはやっぱりすごい。目黒川からいつもの緑道に戻ると、残り40分くらい。時々、緑道から逸れて、住宅街に入る。松陰神社前のSUDOは日曜日はお休み。閉店した人気店、らーめん辰屋が壊されていて寂しい。家までもうすぐ、というところで、ほとんど歩きになる。あー、疲れた。

冬の散歩道

3週間ぶりのランニング。前回の30km走の翌日から発熱、風邪完治までに3週間、しかも軽いぎっくり腰まで起きていて、ようやく走ることができた。しかも、まだ腰は痛い。一日目は近所の馬事公苑を周回し、二日目はいつもの目黒川。紅葉は一層深まって、雰囲気もたっぷり。目黒に入ると、まるでヨーロッパの冬の景色のようになる。S&Gの冬の散歩道のジャケットのような感じ。クリスマスまでにはまだ時間はあるけど、すでにイルミネーションが始まっているところもある。冬のコートに身を包んだカップルが、休みのデートを楽しんでいる。午後降るはずの雨が小雨ながら落ちてきた。寒くはないので、フードもかぶらずに走り続ける。今日は目黒通りで折り返し。帰りは向かい風だった。

秋とても深し

秋が深まり過ぎて、この時期にしてはすごく寒い。土曜日、相模原市の実家でファンヒーターを出した。一週間前、ロードの乗り納め、と尾根幹を走って、ススキの多さに驚いたが、その道も車で通ったらすでに紅葉が始まっていた。場所によっては銀杏が落ちているところもある。そして日曜日、朝起きるとすでに全日本駅伝が始まっていたので、テレビを点けつつ、洗濯、冬物を出す、などをしていたら昼近くになってしまって、駅伝も佳境になってきたので、結局最後まで見てしまう。東洋大、復活。早稲田も残り3kmを駒沢と競り合い、惜しくも4位で大健闘。本当は午前中にランに出かけたかったが、ランの恰好のまま昼食を食べ、録画してあったラグビーW杯決勝戦を少し見てからジムへ行き、3時から走り出す。6時からのグループパワーに出るつもりで25kmを走る予定で出たものの、1時間15分折り返し予定の場所が大崎付近だったので、ここまで来たらもったいない、と15分走り足して、天王洲で折り返し。今期初の30km走。ジムへ戻ったのは6時10分。この時期の30km走は、野川経由を走ることが多いけれど、目黒川コースにすると、ちょっとおしゃれな街並みを走れて楽しい。ランの悲壮感が少し薄れる。しかし、足は痛くて、シューズを脱ぐのも大変。お風呂にゆっくり浸かって、帰宅後は筑前煮とさつま芋の甘露煮を作って夕食。ランのシーズンが始まった。

サンセット・シクロクロス

立川市旧多摩川小学校のサイクルステーションで行った第1回目のサンセット・シクロクロスが無事に終了した。9月末にオープンしたCSでの初めてのレース。校庭を使って、一周2分未満、プロ選手で1分20秒のショートサーキットを、30分の間周回する。高低差はないものの、コーナーの連続で、堆積した砂にタイヤを取られて、転倒は続出。「膝小僧を擦り剝いて、校庭の水道で洗うって、なんか懐かしい感じがした」と参加選手。そういえば、校庭で遊ぶのは、みんな小学生以来のはずで、何十年も前の話。受付は保健室だし、表彰式は朝礼台だし、タイヤの跳び箱もあるし、夕方はライトも点灯して、夕焼け小焼けで日が暮れて、と歌いだしたくなるような、ノスタルジックなレースになった。「いやぁー、楽しかった」と、転んで砂だらけになった顔をくしゃくしゃにして、何人もが言ってくれた。こういうレースから、本格的なシクロクロスへ参戦できる。敷居の低い、シクロクロスレースが誕生した。

水の道・らいど

11月に立川市で行うサイクリングイベントがTAMAGAWA水の道・らいど。旧多摩川小学校にできたサイクル・ステーションをスタートして、コースの7割で川、上水が見える、まさに「水の道」。最初にコース試走をしたのが、梅雨の6月。お天気はよくなかったが、羽村取水口まで続く玉川上水は、静逸で美しく、ここが東京か、と驚くほど。多摩川も日野橋を越えると、ぐっと風景が違ってくる。遠くに奥多摩の山々の稜線が見えて、遠くに来たんだなぁと思える。多摩川はどの景色もすばらしいけれど、羽村に向かっていく、この辺りの風景は本当に素敵だ。このイベントの普及で、自転車店にフライヤーを配りに行ったり、コースの撮影に行ったり、10月までに5回、立川周辺に出かけた。立川には今まで、まるで馴染みがなかったけれど、端から端まで何度も自転車で走ったので、町名もわかるし、なんだかこの町が好きになってきた。基地の町、というイメージしかなかったけれど、自然は豊かだし、飛行場はあるし、福生や拝島も近い。玉川上水も三鷹周辺の景色とは明らかに違ってくる。自転車に乗る人は増えているけれど、こういうコースを走れば、本当に自転車はいいな、と思えるはず。帰りは新奥多摩街道を通って、石川酒造でお土産の梅酒を買った。

秋の東京→糸魚川

秋の東京→糸魚川スポルトは、今年で16回目。一回目も出ているので、それは16年も前のことになるのだと、それはそれで感慨深い。あの頃はスタート地点は京王高尾山口駅前だったし、距離も300kmに満たなかった。神保町の明治大学からスタートするのも、今年で3回目。距離も40km長くなった。一人で走る春の糸魚川とは、コースは一部同じでも、走り方はまったく違う。私達は3人のチームなので、一人が一回に走る距離はだいたい30km、1時間と少しで交代、走り終わると助手席に座って、ゼイゼイしながら補給をし、次のポイントになったら自走者の自転車を降ろし、帰ってきた走者の自転車を積み込み、そして運転。この繰り返し。一回に走る出力が相当大きいので、疲労度も強く、これをインターバルで繰り返すので、結構きつい。しかも、交代ポイントに着いて、走者が来るまでは10分くらいなので、そんなに猶予もなく、忙しい。ここ数年は、スマホになったこともあって、コースはルートラボで見直せるし、ナビを使って次の交代ポイントのコンビニを探すこともできる。それでも、コースアウトをするチームもチラホラある。今年、私が走ったコースは、最後のゴールまでの下り基調をのぞいて、すべて登りばかりだった。交代ポイントの思い違いで43km走った笹子峠までの登り、富士見峠、そして、塔の原から木崎湖までのだらだらとした向かい風の中の登り。普段の練習なら、垂れてしまうようなコースも、チーム戦となればそうもいかず、最初から全力でいくので、水を飲む暇もない。交代ポイントになると、「早かったね~」と喜んでくれる顔を励みに、回しに回す。ところどころで、他チームと一緒になったり、追い抜いたり、抜かれたり。その様子は、夜行われる懇親会&表彰式で、一斉にはじける。この夜が本番という参加者も多くて、125人の宴会場は、なかなか盛大な結婚式場みたいでもある。1位から順番に檀上に呼ばれ、1分で口上を述べ、賞品を受け取る。9時まで、大いにしゃべって、大いに笑って、部屋に戻ってからW杯ラグビー、サモア戦を見つつ爆睡。真夜中2時からの、長い長い一日が終わった。