蒸し暑くて参った土曜日とは打って変わって、湿度がなく、晴れていても走りやすかった日曜日。三回目のたまライドを開催。今回は梅雨の真っ最中ということで、参加者も少なく、まるでプライベートのサイクリングのような雰囲気で走った。立川には近くに湧水が多い。日野橋を過ぎて、すぐに矢川緑地。鬱蒼とした森を歩き、ここからすぐにママ下湧水。その間も府中用水からの小川が流れ、まるで津和野。用水の水は畑へ注がれ、米や野菜がよく育つ。湧水では網を手にした子供たちが、ザリガニや川エビを捕獲中。昔の子供たちのように元気がいい。湧水ばかりをめぐっていると、ここが東京だとは本当に思えない。なにも遠くに出かけなくてもいいのである。昼過ぎに少し暑くなってきたが、ランチのカレーで出たマンゴーラッシーの甘さがうれしい。参加者の女性は広島県出身だったが、「自転車を買ってから、海外に興味がなくなりました。日本はどこを走っても素敵です」。この日のコースをずいぶん気に入ってくれたようだった。「恋ヶ窪」という地名にもひかれて申し込んだと言っていた。恋ヶ窪は源平の侍と遊女の悲恋の物語が由来している。やっぱり、ライドにはテーマも必要だ。