冬のトレーニング

鵞足炎の治療は続いている。マイクロカレントの治療が始まって、もうすぐ2ヶ月。痛みはほとんどなくなって、少し無理をすると痛む程度。ランニングも少しずつ距離を伸ばすように言われて、昨日は自転車練のあとに8km走ることができた。ただ、二―インの症状はいずれまた痛みが起こる原因でもあるので、それを改善すべくストレッチの数々を続けている。しかも、痛みは体のバランスが狂うことで起こるので、腰痛や昨冬5ヶ月続いた肩痛も、それぞれ原因があるわけで、それを修正する動きも教わっている。筋肉の固い部分もさることながら、関節も固いらしいので、走る前は関節をグルグル回すこと。手首の関節すら足にもつながっているというのは少し驚きだった。運動の前後はやることが沢山ある。それでも、痛みがなくなるのは本当にうれしい。昨日は午前中に自転車に40km乗って、お昼ご飯を食べてから、ジムへ行ってラン8km、その後マシン筋トレ&ストレッチと、まあまあ頑張れた。そういえば、金曜日は2バタ会だったけど、10月からの一ヶ月の私の行状報告だった。考えてみれば、激動の10月だったみたいだ。やれやれ。そして、来月はもう師走。

 

紅葉の尾根幹

先週も走ったので、日曜日が晴れたのかと思いきや、今週の日曜日は12週間ぶりの晴れだったようである。雨ばかりだった10月を取り戻すかのように、11月になって晴天が続いている。風もなく、気温は20℃くらいで、快適この上ない。暑くなく、寒くなく、自転車で走るのには最高の天気だった。タイヤに空気を入れて、どこを走るあてもなく、ふらりと出かける。穏やかな水面に落ち着いた多摩川を眺めつつ、川崎街道から稲城の坂を登る。登っていても汗もかかない。稲城のゴルフ場の天辺で折り返し、世田谷通りへ。この道は三軒茶屋で国道246号線と合流するので、やがては青山通り。このあと、即位祝賀パレードが行われる道。これ以上ない好天のなか、国儀が粛々と執り行われていた。

東京の秋深し

2020年のバイシクルライドの準備。クリエイティブな作業が始まっていくので、まずはHPに使う写真の撮影。今回のコースの後半は、江戸情緒たっぷりの下町。柳橋、両国橋、人形町、小伝馬町。まさに、ザ・江戸! 事務所から20kmくらいの距離なので、電車で行っても、車で行っても、自転車で行っても、おそらく同じくらいの時間がかかる。一ヶ月のうち、25日雨が降っていた10月と違って、11月はびっくりするくらいの秋晴れ。ロードのタイヤに空気を入れて、自転車で出かけた。そういえば、昨日は久々に一人で尾根幹を走ったけど、暑くなく、寒くなく、本当に気持ちがよかった。今朝はかなり冷え込んだらしく、FBの投稿で長野県在住の人の車の温度計は1.5℃だった。半袖で走るのは、少し寒いくらい。道行く人はみな長袖のジャケットを着ている。初冬の雰囲気。表参道を抜け、皇居をぐるりと越えたら、江戸通りで柳橋。浅草橋の交差点から、左折しただけで、そこは江戸!なのだった。隣の白人男性も写真を撮っている。観光客と同じように、カメラをかまえる。RICOH GRはレンズがいい。どこを狙っても、色がいい。両国橋にも外人が二人。インバウンド、恐るべし。

 

晩秋の100K

10月になって、ようやく雨が降らなかった日曜日、たまライド100Kを開催した。今回は長野県から会社のサイクリング部7人の申込みがあって、大勢になりそうだったが、台風19号で職場が浸水の被害を受け、5人が不参加。長野組は2人になった。去年、TOKYO TRIBE RIDEに参加してくれた東大病院の医師も申込みをしてくれたのに、前日夜中に当直の現場からのメールで、昼過ぎまで出られなくなり、これも不参加になった。初参加の50代女性2人がクロスバイクにスニーカーでの参加だったので、どうなることかと思ったが、最初から最後までしゃべり通し、過去最高の強烈キャラで男性陣を圧倒した。後半、私が先導になると、後ろに付いて、これもしゃべり通し。「どうしてそんなに速く走れるの~?」「あと15分で休憩って言ったじゃん、うそつきー!」なんて具合で、こちらも最初からタメ口。挙句の果ては、ガイドの智夫さんに、私までトリオに加えられて「年取ったキャンディーズ」と命名され、「どうせ、かしまし娘だと思ってるでしょ」と、とにかく賑やかな一日だった。彼女たちを完走させるためにあまりにスローペースだったので、創造舎に戻った時はすでに真っ暗。ヘッドライトを付けて走ったのは初めてだった。

束の間の秋

ついこの間までエアコンをつけていたはずが、未曽有の台風19号が去ってから、秋がやってきていた。10月のたまライド100Kの試走に出かけた日曜日は、多摩川の台風被害を目の当たりにしながら、あきる野から八王子までの七曲り峠、その先の高尾街道にはイチョウがうっすらと色づき、秋の気配を感じさせた。あれだけ蒸し暑かった今年の夏。早く秋が来てほしいと思ったのに、紅葉の街道を見ると、なんだか冬が近づいただけ、と寂しくなるのはどうしてだろう。ステンレスマグにたっぷりと氷を入れて走った夏と違い、サイクリングボトルに水だけ入れて、吹く風が心地よく、峠道も楽々と登れる。自転車には一番いい季節。シーズン中のトレーニングと違って、景色を眺めながらのサイクリング。こういう走り方が、自転車本来の楽しみ方だろう。それでも、今年は秋の訪れが遅いので、もう冬はそこまで来ている。束の間の秋を自転車で楽しみたい。

真夏日だった糸魚川スポルト

今年の夏はどう考えてみても異常気象。それも、10月5日なのに、東京、山梨、長野は30℃越えの暑さだった。そんな天気でも、東京・駿河台から新潟県糸魚川まで332kmをリレーで走る東京→糸魚川ファストラン・スポルトに参加。深夜1時にから揚げ、厚焼き卵、5合のお米でおにぎり9個の三人分のスペシャル弁当を作り、2時半ピックアップ。4時スタートで、車組は次の交代ポイントへ急ぐ。写真は国立インター前のローソンで、今か今かと走者を待っているところ。朝5時半ですでに薄明るく、風は向かい風。これはゴールまで続いた。3人の分担は、最初は30kmずつを担当した後は、20kmずつ、一人5回走る。私は最初の4区間が、ほぼ登り基調で、小谷からゴールまでが唯一の下り区間。塩尻峠はじりじりの日差しで汗がボタボタと流れ、安曇野~木崎湖までのダラダラ登り19kmは、向かい風で泣きたいくらいだった。踏んでも踏んでも20kmしか出ず。今年はノーミスで走ったものの、この向かい風が影響して、去年よりペースが遅い。小谷の交代ポイントでタッチしたのは、完走タイムまで40分しかない5時50分。雨がぱらつき、いつもより暗い、というか真っ暗。こんな時間にこのコースを走ったことがなかったが、中盤以降続く洞門は灯りがどこにもなくて、真っ暗。自転車のライトでは路面の一部しか見えなくて、とにかく怖い。平衡感覚までなくなっていて、24kmの区間、下りなのにスピードは出せず。ふらふらしながら55分もかかってゴール。本当に死ぬかと思った。

マイクロカレント

鵞足炎になって、かれこれ3ヶ月半。自転車だけは続けているものの、ストップ&ゴーでは痛みが出て、かばっているのか左大腿部は肉離れ気味。ずっと鍼治療をやってくれていた小嶋トレーナーが10月から独立のために退職するので、少し別の治療法を探して、千歳烏山の整骨院まで行ってみた。鵞足炎 世田谷区で検索してヒットしたところ。日本のプロ野球、MBLの球団が使用しているという、NASAで開発されたマイクロカレント「エレサス」という「損傷した細胞に微弱電流を与えることによって活性化させ、体内の自己治癒能力を高めて痛みの緩和や症状の改善を促す」治療器具を使う。長い問診のあとに、鵞足炎が起こった原因、私の場合はほとんどがハムストリングス、脹脛の筋肉の固さによって、ニー・イン(膝が内側に入ること)が起こっているということだった。最初の治療は、ストレッチの方法なども含めて1時間40分、しばらくは週2回通院するように言われている。今日は2回目だったが、トライアスロンについて聞かれるのは毎度のことながら、オリンピックディスタンスと言った時に、「オリンピック種目なんですか!」と言ったのには呆れ、「それは不勉強過ぎますよね」と突っ込み。自転車競技も、今では特別なものではないのに、Qファクターのことも説明しないといけないのは、少し頼りない。自転車はそもそも、ペダリングごとに「ニー・イン」しているわけだし。それでも、内転筋、脹脛、お尻、胸筋をほぐすストレッチは毎日欠かさずやるようにしている。今週は東京→糸魚川スポルト。高強度の自転車駅伝競走がある。

お彼岸なのに真夏日

やっぱり今年はどうかしている。暑さ寒さも彼岸まで、という言葉だけを頼りに頑張ってきたのに。お彼岸の中日の昨日、気温31℃、午後3時の湿度はナント73%というムシムシの真夏日。どこかの天気予報で、「ドライヤーの風が当たっているよう」って、今年の夏は毎日こうでしたからっ!(と、なぜかギター侍風) しかも瞬間風速22mというので、こういう日はただ消耗するだけなので、この日も自転車トレは室内。ジムへ行き、エアロバイクを予約して、100Wから上げていって40分。汗はすごいのに、心拍はあまり上がっていないのか、Apple Watchの運動量少なく。普通に2km歩いたくらいの消費カロリーって、どうなってんだApple Watch! 早く、普通の秋の日が来て、気持ちよく自転車に乗りたいものだ。ラグビーWCが始まって、J SPORTSでも全試合放送するというので、個人的にも俄然、盛り上がってきた。かなり原始的な、肉塊と肉塊がぶつかり合うスポーツは、ただシンプルに見ているだけで面白い。そこにWCならではの、国の威信を賭けての闘いがあるわけで、JAPANが予選を突破できるかどうかが目下の課題。それにしても、アイルランドは目茶目茶強い。スコットランドにトライを許さず、ミスのない試合運びに見えた。

東京2020

来年の東京オリンピックの準備は着々と進んでいる。ようやく姿を見せてきた国立競技場横を、MGCの選手達が通り過ぎるのをテレビで見ながら、いよいよだなぁ、と感慨深い。前回の東京五輪は、私が5歳のとき。もう生きている間にオリンピックはないだろう。自身のトライアスロン歴も、今年で20年になった。丈夫だけが取り柄の20年だったのに、冬から左肩が傷んで長いこと泳げず、6月からは右膝が鵞足炎で走れなくなった。菅野じゃないけど、故障により登録抹消となった今年。トライアスロンの完走記録も0となった。来月の東京→糸魚川スポルトは参加しなくてはいけないので、その日を待って、しばらく快復まで「運動休止」と小嶋トレーナーからはドクターストップ。連休中も、ロードワークやエアロバイクのトレーニングは続けた。筋トレさえも上半身だけ、プールもダメ、なのでとにかくやることがない。いったい、いつになったら走れるんだろう。いつもなら、目黒ぐるぐるランを楽しめる秋。私は読書の秋にするために、桐野夏生の本を集めている。

自転車で走ろう

9月中旬になろうというのに猛暑日が続き、気温もさることながら、湿度80%に、もはやギブアップ。母の仏壇前の花は10日持たず、駅から花屋への200mを日差しに向かって歩いていたら、気を失いそうになった。暑すぎる。帰りは雷雨というので、日傘も持ってない。実家に着いて「暑い、暑い」と言っていたら、ソファでごろごろしている弟が「暑いって言うと、余計暑くなるよ」だと。この前の台風で、相模原の自宅も揺れたというのだから、千葉県の甚大な被害はいかばかりか。この暑さのなか、電気も水も情報もなく。東電はあらゆる力を注いで復旧すべきではないか。生温い会見が腹立たしい。内閣改造結構、ただ官邸でだらだらと子育て論を語る新環境相を報じる時間があるなら、千葉の現状をもっとリポートしたらどうか。だいたい、ぺらぺら喋る男は中身が薄い。だまっていればわからなかったのに、おつむの程度が知れてしまう。私は何もできないから、ガソリンスタンドで役に立っている競輪選手を見習って、自転車に乗ろう。