梅雨真っ只中の週末、土日とも雨、という憂欝な二日間。小雨予報の日曜日も、起きたらすでに雨なので、自転車は諦めて録画してある番組視聴。「こころ旅」が新潟県だったので、全部見ていると、最後が佐渡だった。たしか見たはずだと思いながら記憶にない。場所は姫埼灯台。フェリーで両津港に到着して、そこから海岸線を走る。この番組の場合、カメラは火野正平の後ろにあるので、コースがわかりやすい。ああ、この下り、この上り、と風景があるあるだった。20回も走っているのに、コースがまったくわかっていないのだけど、バリバリコースだった。姫埼灯台自体は見たことがなくて、この回のテーマは灯台が自分のこれからを見守ってくれているようだ、ということだったので灯台の近くでお便りを読んだ。なんだか、佐渡に行きたくなった。今年は申込みをしていなかったし、コロナで大会も中止になったけど、無性に佐渡に行きたくなった。
水無月
6月になって、来週は母の三回忌。仏壇と玄関の切り花は欠かさず飾っているが、母が亡くなる二ヶ月前に友達の倉持さんがプランターに花の苗を活けてくれていて、以来、プランターの花も欠かさないようにしている。冬に植えたパンジーは半年以上経ってもまだ咲いているし、先週植えた日日草も、きれいに花を咲かせている。弟が毎日、水やりを欠かさないので生育がいいらしい。この間、プランターの雑草を取るついでに、庭の雑草むしりや片付けをやったので、今はとてもきれいになっている。2時間の作業をしていたら、窓を開けた弟が庭を見渡して、「すげぇ」と言う。「わかる?」と聞くと、「わかるよぉ」。足の調子がいい時は庭仕事が好きな母だったが、車椅子になってからは、10年間来てくれていたヘルパーの遠藤さんが手入れをしてくれていた。母は遠藤さんと親しくしていたので、個人的に家のことをお願いしていた。今は家の中の掃除をすべてしているのは弟だが、遠藤さんがそれを知ったら、さぞ驚くだろうな、と思っている。
ツインライド
今年の野尻湖トライアスロンは中止になったが、野尻湖に復帰した4年前に宿で同宿だった長野県トライアスロンの面々の1人、鈴木さんと走ることになった。この人、自宅は町田市なのに、ずっと単身赴任で、5年の金沢赴任が解けて昨秋から久々に本社勤務になったとのこと。4年前から、町田に帰った時には自転車でご一緒してください、と言われていた。トライアスロン歴5年で野尻湖がデビュー、とにかく自転車練習ができていないということ。だって、町田市が自宅で尾根幹知らないって、どゆこと?時々、Facebookの私の投稿に「野尻湖以来、ロード乗ってません」とコメントくれていたので、今回尾根幹どうですか?と誘ってみた。ぜひぜひ、ということで、日曜日尾根幹と鎌倉街道の交差地点で待ち合わせ、この日は野猿街道、北野街道コースをご案内した。短いながらも適度なアップ&ダウンのコースで、町田街道に出てからは、ちょっとお昼には早いので小山の7イレブンで休憩。ここは割合大きな店舗で店内の椅子席は6つもあるのに、未だ土日は使用NG。ってことで、車の輪留めに腰掛けておしゃべり。トライアスロンのことから、自転車のこと、仕事、家族、野球、と話題はあちこちに飛んで、ふと時計を見ると1時57分、「鈴木さん、もう2時ですよ。お昼食べますか?」ということで、鈴木さんお薦めのうどん店へ。全国を出張もしている鈴木さんは、美味しいものを沢山知っているようで、ここは私の地元でもあるけど、今まで知らなかった博多うどんの店。もちもちのうどんは、今まで食べたことがなかった美味しさだった。その後、鎌倉街道で分かれて、少し雨にも降られて4時帰宅。走りより、しゃべり満載のライドだったような。
自粛生活間もなく終了
昨日も気持ちのいい晴れだったが、なんとなく長い距離は気が進まずに、いつもの多摩川沿いを関戸橋を渡って、鎌倉街道、町田街道コース。あんまり同じ道なので、麻生警察署を左折して、天神通りを行くと、多摩丘陵の道に入ってしまって、インナーに落とすほどの登り。でも、知らない道は面白い。ほどなく走ったことのある道に出て、尾根幹に通じた。なるほどねぇ、なんてまたもや真っ直ぐ矢野口に行かずに左折して、知らない道から矢野口へ。この日も休憩なし、補給なしで終了。先週より暑くないので、気持ちのいい55km。夕方、ランウエアに着替えて5kmほど走る。久々に2種目。夜は1人ごはんだったので、蕎麦を茹でて、このところの定番、キムチ納豆で食べる。自粛明け、今週末のたまライドはできるのかどうか。写真は、先週の上海やきそばと生春巻き。走っている時は写真を撮らないので、いつも写真がない。
自転車は楽しい
自粛生活もかれこれ5週間、遠くまでは走りに行けないし、手持ちの自転車をメンテナンスしている。ロード2台はすでに掃除などを終えて、残るは普段乗りしているMTB、スペシャライズドS WORKS M2である。かれこれ25年前くらいに買ったものであるし、富ヶ谷の事務所では天井までのスタンドポールの高いところに長い間飾ってあったもの。引っ越しで自宅へ持ってきたが、マンションの屋根付きの駐輪場に置いて日々の買い物に活躍している。でも、タイヤは20年前のユッチンソンのスリックのまま。生活自転車として2年乗っていたら、さすがにヒビ割れていて、すでに寿命は越えている。で、SCHWALBEのMARATHON1.75とチューブを買って、交換作業。なにせきちんと掃除もしてこなかったので、ホイールを掃除するにも時間がかかる。タイヤはやはり固くて嵌らず、レバーを使って入れていたら、前輪がパンク。仕方なく、チューブを取り出して、新品なのでパッチを貼ってパンク修理。リムセメントもなんだか固まってるぞ。ようやく空気を入れて、チェーンを洗い、油を差して終了。2時間かかった。試し乗りをしてみると、タイヤ径が大きくなったので、なんだか乗り心地が楽しい。この間は夕方、多摩川までポタリング。MTBも楽しいぞ。
自粛GW
緊急事態宣言から一ヶ月。外出自粛も定着したのかどうなのか、近所の公園や多摩川の人の多さに、自粛が徹底しているのがわかる。憲法記念日の日曜日、バイシクルライドのボランティアに送った荷物が宛先不完全で戻ってきてしまったので、しばらく郵便局も休みだし、これは特急自転車便を発動ということで、二人で自転車で大田区六郷まで。Googel Mapで見ると、距離は18km。丸子橋から中原街道、国道15号とマップの指示通りに走る。最後の建物は、どうにもこうにもわからないので、隣のアパートの洗濯物を干している男性に尋ねたりしながら、なんとかご本人と面談。あ、マスクはまた忘れてしまったけど。業務完遂ということで、そのあとは大森浜辺公園までを海沿いの遊歩道を走る。浜辺公園は、今まで見たことがないくらいの人。ほぼ家族連れだけど、かなりの密。あとは旧東海道を行くが、とにかく昼ごはんを食べるところがない。吉田屋をパスしたら、浜松町までまるで店がなくて、昼飯難民となり、ようやく下北沢でマジックスパイスでスープカレー。帰ってみれば、おそらく走行距離は60km程度。
東京の評判
普段から人混みのある場所に出向かないので、まったくいつもどおりの日常なのだけど、都外の人々の目は違うようで、それがとても違和感。糸魚川はいよいよ中止になるのだけど、それは世間の目というより、糸魚川市の宿泊施設が一斉に休止するからだ。観光地とおぼしき所は、県外からの訪問者をシャットアウトしているところも多い。新潟県から参加のチームは、東京在住者はすべて保菌者、みたいなイメージを持っていると言っていた。大げさでなく、これが世論。ニュースでは、東京だけが毎日の感染者を報道している。不要不急の外出にあたる、神奈川県内の実家へ車で戻る時も、そんな冷たい視線を向ける人がいるのでは、と思う。嫌な世の中だ。土曜は地元でラン、日曜は先週と同じく、八王子の峠を登って、キャナリィロウへ。「また来てくださってありがとうございます」とフロアの若い女性が言ってくれた。昨日も窓際の特等席で。いつも、たまライドの時に席を用意してくれる女性が、18日まで休業すると伝えてくれる。「夕べ(土曜日)なんて、お客様は2組だけで。うちがビュッフェだからですかね」と寂しそうに言っていた。来週もまた食べに行こう。
桜の終わり
3月の最終週にバイシクルライドの中止を決めて、4月最初の週末。先週の雪で走れていないので、朝からアームカバーにジレを着て出かける。西に向かって走っているので向かい風。多摩川沿いから福生まで行き、七曲り峠を越え、新滝川街道を東へ、そこから走ったことのない善太郎坂、谷野街道。八王子の市街に出たら、16号線で御殿峠、と今日は3つの峠を越えた。昼過ぎにキャナリィロウに到着すると、いつものビュッフェはやっていて、席の間隔を空けて営業していた。矢島さんが窓際の席に案内してくれて、5月からのたまライドをお願いしてくる。帰りの町田街道はひどく寒く、それでも帰りは追い風だったので、高速で踏む。生田の商店街で信号待ちしていると、白髪のご婦人がこちらをしげしげと見つめて、「女性ですか?すごいわあ、プロでやってらっしゃるの?」と聞かれる。「いえいえ」と答えて走り出すが、年言うの忘れちゃったよ。帰宅してお風呂に入ると、足先がピリピリするぐらい冷えていた。この日、東京の感染者が143人になって、いよいよ緊急事態宣言が発令されるという。期間はGW明けまでの一ヶ月らしい。糸魚川もいよいよ中止か、というのが今週。
桜咲く
今年は桜の開花が10日ほど早かったらしい。今週末はほぼ満開なのに、どこもお花見は禁止なので、桜は静かに咲いている。お彼岸の三連休、金曜日は写真を撮りながらのゆっくりラン10km。日曜日は、多摩川を遡上し、調布飛行場、東京競馬場を経由して多摩川に戻り、鎌倉街道から町田街道という、こちらもゆったりライド。風が強くて、行きは向かい風、帰りはラクラク追い風という60km。自転車で走っていれば、世界を揺るがせているウイルスなど、どこ吹く風という気にもなる。バイシクルライドまで1ヶ月を切って、困難は多く、まだまだ続く。
ウイルスに負けない身体
日曜日は自転車ボランティアによるコース試走。40名近く集まって、3つのグループに分かれて30kmを走行。私は第3グループの先導で、全員男性だったので飛ばし気味で走った。日曜日の東京は、爽快この上ない。国会議事堂、東京タワー、増上寺、銀座、築地、今年のエイドとなる豊洲ぐるり公園、月島、門前仲町、柳橋、人形町、岩本町と、前半はオリンピックの舞台となる新東京、後半は江戸情緒たっぷりの旧東京と、メリハリの効いたコース。エイド場所のBBQ広場では、グランピングテントでバーベキューをする家族がいて、本当に気持ちいい。新型コロナ禍の東京は空いていて、皇居パレスも3月いっぱい自粛。「パレスは3月いっぱいお休みです」と説明すると、「関係ないじゃん!」と口々に。ほんと、自転車関係ない。