ソール・ライター写真展

関東地方は金曜日になってようやく梅雨明け。その途端というか、湿度が低くなり、気温は変わらなくても、木陰やビル陰に入れば涼しさを感じるようになった。その梅雨明け当日、月に一度のヘアカットをめずらしく電車で行き、体調を心配される。その後、行こうと思っていた渋谷ヒカリエのソール・ライター写真展に、歩いていくことに。てくてく歩くこと15分、ヒカリエに到着。9階の会場までエレベーターが止まらずに、パチンコのごとく、11階行って、8階まで下って、また11階と、9階に止まらないことが書いていないので、8階からエスカレーターという方法がわかるまで、ちょっといらつく。ソール・ライター写真展は、3年前にbunkamuraで行われた写真展とは内容が大きく違っていて、ソール・ライターの商業写真を主体に、ポジフィルムで大きく射影したり、という趣向だった。やっぱり、ニューヨークの町並みを撮影したコダカラーの写真のイメージが強いので、3年前の感動はなかった。ただ、写真は構図である、という私のこだわりはこの写真展でもゆるがない。帰りは、新しくなって初めての巨大渋谷駅の中を通って、井の頭線で下北沢まで。渋谷駅は空港の中みたいに知らない場所になっていた。