水の道・らいど

11月に立川市で行うサイクリングイベントがTAMAGAWA水の道・らいど。旧多摩川小学校にできたサイクル・ステーションをスタートして、コースの7割で川、上水が見える、まさに「水の道」。最初にコース試走をしたのが、梅雨の6月。お天気はよくなかったが、羽村取水口まで続く玉川上水は、静逸で美しく、ここが東京か、と驚くほど。多摩川も日野橋を越えると、ぐっと風景が違ってくる。遠くに奥多摩の山々の稜線が見えて、遠くに来たんだなぁと思える。多摩川はどの景色もすばらしいけれど、羽村に向かっていく、この辺りの風景は本当に素敵だ。このイベントの普及で、自転車店にフライヤーを配りに行ったり、コースの撮影に行ったり、10月までに5回、立川周辺に出かけた。立川には今まで、まるで馴染みがなかったけれど、端から端まで何度も自転車で走ったので、町名もわかるし、なんだかこの町が好きになってきた。基地の町、というイメージしかなかったけれど、自然は豊かだし、飛行場はあるし、福生や拝島も近い。玉川上水も三鷹周辺の景色とは明らかに違ってくる。自転車に乗る人は増えているけれど、こういうコースを走れば、本当に自転車はいいな、と思えるはず。帰りは新奥多摩街道を通って、石川酒造でお土産の梅酒を買った。