水無月

6月に入ったばかりの日曜日、朝から日差しが強く、昼前には東京でも気温は30度を越していた。埼玉では、猛暑日になった、とテレビの速報が伝えている。9時前に、前日と同じく尾根幹を走るべく、多摩川沿いを走っていると、「まいど!」と声を掛けて追い抜いていくのがいた。誰だろう、としばらく走っていると、サドルバッグやテールライトに見覚えがあった。一日中見ていたので、よく覚えている。伊東くんだった。その背中に、「見慣れた後姿」と言うと、ゲラゲラ笑っていた。お互いに連光寺坂に行くとわかり、しばらく付いて行ったが、上りを快調に走って行く姿を見送って、私はいつもの連光寺方面へ左折、伊東くんはいろは坂をめざして下って行った。また一人になって、この日も北野街道へ出て、鑓水から再び尾根幹をめざし、回転練習。暑さはさほどでもなく保冷ボトルの氷はまだ全部溶けていない。川沿いの道はまたよく回って、自宅近くでサイコンを見ると、ave24kmになっていた。夕方、烏山川緑道を走る。夏になると、緑が多いこの遊歩道を走る。ちょうど三宿まで30分、折り返してジムへ戻った。