100回目のツール・ド・フランス

いつもの尾根幹ロードを終えて帰ってくると、CSでツール・ド・フランスの番組をやっていた。今年で100回大会となることから、記念番組として、過去の歴史にふれた海外テレビ番組を流していた。ちょうど私が見たところは、1967年のレース。ガリビエ峠も、モンバントゥーももちろん未舗装路。体操着みたいな服装の選手が、ガシガシ山道を上っていた。ファウスト・コッピは41歳でマラリアで死亡していたり、その当時から薬物の影響が取り沙汰されていた。やがて、エディ・メルクスが彗星のように登場して、5連覇を成し遂げるものの、このベルギー人はフランスではまったく人気がなかったようだ。フェスティナ事件のビランク、今やタイトルを剥奪されたランス・アームストロングと、よくよく考えてみれば、これはドーピングに関してまとめた番組だったのかもしれない。ツールで5度、ジロで3度優勝しているベルナール・イノーについてもさらりと触れただけだったし、グレッグ・レモンとの確執も、イノーの人間性を揶揄していた。こういう取り上げ方はBBCのドキュメンタリー番組に多いけど。私もツールを見始めてから、27年くらいになる。27年といっても、J sportsで放送されるまでは、NHKの1時間番組で見る程度。まさか、生放送でツールを見られるようになるなんて、当時は思ってもみなかった。