真夏の長雨

この夏の天気予報は「猛暑」と気象庁は言っていたのに、本当に毎年当たらない。ずっと蒸し暑いと思っていたら、今度は毎日雨降り。来週から日差しは戻るらしけれど、すでに8月下旬。しかも、高湿度で蒸し暑いということ。「蒸暑」とでも予報すればよかったのに。

6月、7月に続き、この間の平日ライドも雨で、なんと4回連続、、雨のガイドである。帰ってきてから、油汚れで真っ黒になっている自転車の掃除が必須になった。前後輪を外して、フレームとホイールを丸洗い、水洗いで洗剤を落とし、乾かして水分を拭き取る。仕上げはワックスがけとオイルアップ。これできれいになる。シューズもレインウエアも手洗いして、軽く脱水機にかけて干す。面倒ではあるけれど、きれいになるとまた自転車に乗りたくなる。さんざん試走をした都内の門仲コースでは、ライド当日にやっとブルーボトルコーヒーを初体験できた。一過性の人気かと、高をくくっていたけど、コーヒーは本当に美味しかった。

今年も猛暑の夏

2週間におよぶ台風の影響で、高湿度の不快指数高い日が続いたと思ったら、台風一過の昨日から、気温はどんどん上昇し、ついに今日は37度になるという。それでも、湿度は50%くらいなので、むっとした暑さではない。ただ、日差しはようやく夏本番の強さになってきた。高校野球も始まっている。世界陸上は連日、真夜中に決勝があり、寝落ちする直前までテレビにかじりついている。世界のトップアスリートは魅力的だ。とくに、女性の棒高跳び、三段跳びは、どうしても見てしまう。みな個性的で、堂々としている。この間の、女子マラソンで日本選手を見ていたせいか、とくにそう思う。注目されるトップアスリートは、やはりきちんとメイクして、おしゃれをすべきだ。みんなが憧れる対象であるべきだと思う。自転車に乗るときでもそうだ。歩いている人よりは目を引くことになるから、見られる対象として身づくろいをしたい。あんなダサイ恰好で走りたくない、と思われないために。自転車も、かっこよく乗りたいものだ。

多摩川100K

半年ぶりの多摩川100Kだったが、一年前に続いて、またも雨。それも、前日も当日の朝の予報も「曇り」だったのに、自宅を出て5kmぐらいから、土砂降りになった。先月も土砂降りだったのに‥。また靴の中はぐちゃぐちゃ、自転車はドロドロ。雨は止まず、スタート時間になっても小降りのまま。雨による不参加も思ったほどではなく、2名のみ。総勢14名で走り始める。一年前に雨だった佐々木くんが、「僕が雨男だと思います」と自己紹介で言っていた。でも、先月も雨だったし‥‥。今回は10代、20代の若い人達も多く、高校の同級生グループという50代、職場のお友達40代と、年代が幅広かった。前半は登りが多いので、私は最後尾で励ましながら坂を上る。それでも、暑くはないので、まだよかったかも。お昼はいつもの鑓水のキャナリー・ロウで。試走の時にお願いしておいたので、14人という人数もスムーズにテーブルを作ってくれた。ここで十分に腹ごしらえをして、後半に備える。やっと雨が上がったが、今度は蒸し暑く、これも大変。今回、ガイドのトモオさんの誘導で、小山内裏公園という森林公園の中から尾根幹に出た。二子玉川からは、ヒビノさんの誘導で、多摩川沿いの路地をぐるぐる。少しペースダウンした同級生グループを鼓舞しつつ、ちょうど100kmでゴール。全員、無事完走。事故なく、怪我なく、帰って来られてよかった。帰りは、薄暗くなってきた多摩川沿いの一般道をヒビノさんと30kmペースで帰ってきた。自宅到着は、ちょうど12時間後。泥だらけの自転車の掃除のほうが辛かった。

真夏のライド

今週日曜日は、休日TOKYO sanpo RIDEがあって、灼熱の東京を走る、と意気込んで出かけたものの、朝7時で曇っていて、風も吹いて涼しい。雲の向こうに太陽が控えていたが、一向に顔を出さない。拍子抜けするぐらいに涼しいですね、なんて言いながら、コースを進んで行くと、休憩地点にした築地場外市場では、雨も降り始めた。雨なんて、天気予報では全然言ってなかったのに。しかも、雨が降り出してから、むっとするぐらいに蒸してきて、却って暑くなってきた。30kmのコースを走って、昼過ぎに戻り、お昼を食べても、まだ雨がぽつりぽつりと降っていた。いよいよ、来週は真夏の多摩川100K。去年はお昼過ぎまで雨で、これまた涼しかったけど、今年はどうなることやら。

真夏のラン!ラン!ラン!

日本列島は灼熱地獄になって、どうにもこうにも暑い。土曜日も暑かったが、日曜、祝日とどんどん暑くなって、祝日は酷暑35度超えとなった。屋外は運動禁止レベル。自転車は諦めて、前日と同じく、夕方から外ランに出かけた。午後6時になっても、30度は超えている。暑い。暑いと呼吸が苦しい。日曜日は1時間半走ったが、この日は三宿折り返しで1時間。遊歩道の水道で水を飲み、折り返してからは、時々歩きを入れる。暑い時に走ると、どうして筋肉が痛むのか、汗もすごいけど、呼吸も苦しい。この週末は、皆生トライアスロンが開催されていたらしいけど、今年の皆生もまさに灼熱であったろう。よくぞ6回も出たものだとは思う。ランに出るのが3時頃で、とにかくめちゃめちゃ暑かった。ランは大体5時間はかかるのだけど、皆生の場合はもっとかかる人も多い。エイドの度に氷をもらって、それを胸や肩に入れるのだった。それがないと走れない。そんな皆生のランを思い出しながら、世田谷の緑道を走るのだけど、夜でもちっとも楽じゃない。ジムに戻って、ストレッチマットにタオルを敷いて、じっくりとストレッチ。とにかく全身痛いので、伸ばして、伸ばして、ゆっくりと。全身汗まみれの私は、エアロの人たちから見ればかなり異様だろうけど、仕方ない。ジムに来ると言っても、使っているのはストレッチのスペースと、お風呂だけなので。

大雨警報の野尻湖

昨年、「今年が最後」と言っていた野尻湖のトライアスロンだったが、糸魚川が風邪と雨によるDNFで納得がいかず、結局今年も出場することになった。海の日の三連休開催だった去年と違って、月初の週末、またも雨の中を高速に乗った。この日、東京は曇り予報だったけど、関越、上信越と進むうち、雨脚はどんどん強まって、とうとう50km/h規制となった。ニュースでは、北陸地方は記録的な大雨と言っていたのを思い出した。信濃町は妙高手前、まさに北陸であった。暢気な私は傘も合羽も持たず、途中のSA休憩でも土砂降りの中、タオルをかぶって車から降りる始末。選手説明会の体育館も、駐車場は陥没していた。「明日は中止ということもあり得ます」と、最後に大会関係者が言い、宿へ戻った。夕方、きれいな夕焼けで一旦は上がった雨が、夜中から朝方にかけて、また豪雨となって、こんな雨だとレースはいやだな、とみんなで食事をしていると、「バイク中止って、発表になってる」と隣の長野勢の人たちが言う。バイクコースが雨で崩れていて、復旧できないということ。自転車は昨日から車に積んだまま。結局、降ろすことなく、帰ることになる。ウエットとランシューズだけ入れて、会場へ。湖は雨で水温が低いという。スイムスタートを待つのは、一般道路に出て待機なんだけど、車が通行している。バイク中止で、コースが開放されているらしい。「まだ車出せるよね、まだ止められる」と言うと、同室の細木さんが、「井上さん、往生際が悪いですよ」と言う。仕方なく、スタート。第3ウエーブ方式になったせいか、バトルは最初だけで、あとはどんどんばらけて泳ぎやすい。自転車がかかっていないトランジットで、靴下とシューズを履いて、ランへ。バイクで足を使っていないので、これもやっぱり走りやすい。アップ&ダウンのコースを、信濃町役場で折り返して、名物の陸橋を越えると、あとは平坦のみ。ようやく、ゴール。バイクなくても、きつかった。早めに終わったので、表彰式をみんなで出て、メダルをかけてもらって今年の野尻湖も終了。やっぱり、トライアスロンは楽しい。

 

多摩川70K

今月の多摩川70K、1週間前の予報から雨マークがついていたので、ご常連筋はエントリーを控え気味で、リピーターは4名。前日まで、降水確率70%で夜にはとうとう一日傘マークがつく始末。やれやれと5時に起きてみると、雨はしとしと降っていたけど、天気予報では6時から一日曇りマークに。やった、とばかりに自走の支度をして外に出ると、雨はまだ降っていた。止むんだろう、と走り始めて、レインジャケットを入れ忘れたことに気づく。でも、止むんだし、と多摩川沿いをどんどん行くが、雨脚は強くなるばかり。府中のあたりでは土砂降りで、靴の中はすでにぐちょぐちょ。仕方がないので、そのまま走り、8時過ぎにたちかわ創造舎に到着。やれやれ、やっと雨は止んでいる。エントリーのうち、天候とか体調とかで半数はDNF。曇り空の中を走り始める。コースは、50K、100Kと比べて一番登りが多くなり、暑くない日でよかった、と思った。コンビニでしっかりと補給して、残り20km。時間どおり、ジャスト70km。「すごいですね、70.4km、ぴったり」「そうですか」「そうですかって、そう作ったんじゃないんですか」「少し足りないぐらいだったんです。それはすごいです」なんて、自分で引いたコースなのに、びっくりした。

 

多摩川50K

今年のたまライドのテーマは、「ロングライドに強くなろう」。目標は100kmで、そこまで50km、70kmと段階を踏んでいく。参加者は1年間で一番多い16人。ガイド3人体制で、快晴の日曜日に開催。走力にバラつきはあったものの、ロード歴半年の35歳女性は、苦手の登りをなんとかこなし、「来月も絶対に来ます!」と言って帰っていったという。常連のHさんとしばらく話していたら、「リピートしない理由がわからない」と言っている。「私も来月も来ようかな」と100KのTシャツに着替えて言っていた。風邪は治りかけていたが、あまりの天気に自走で合計100km。ただ、帰宅後はお風呂に入っただけで、エネルギーは尽き、そのまま就寝。テレビも一度もつけず、翌朝のお弁当のお米だけ研いで寝てしまう。何はともあれ、無事故でよかった。

糸魚川初めてのリタイア

糸魚川終了。準備万端、のはずが、休み明け月曜日に喉が痛く、そんなわけないとほおっておいたら、水曜日から咳と痰。声も出なくなり、家族から「それで本当に行くの?」なんて聞かれる始末。帰りの新幹線のチケットもあるし、行かないわけにはいかないし、行ったら走らないわけもいかないし、と山梨へ。ホテルでも咳が出て、おまけに長野県は一日雨予報。ボトルケージの片方には輪行バッグを入れ、多めにお金も入れて出発。雨は最初から降っていた。しかもどんどんひどくなり、富士見の登りで土砂降り。おまけにものすごく寒い。予報では18℃だったのに、岡谷の気温は6℃。足も回らなくなってきた。ギアも、真ん中からトップ側へ入らなくなり、スピードダウン。手が痺れて、ギアも入らないし。やっと岡谷の第1CPに到着し、コンビニへ駆け込み、ホットカフェラテを飲む。湘南レーシングのY田さんも、「もうやめるわ」と言うし、お店の中でFIGのI妻が普段着で、「転んでやめました」と言うので、私もやめる、と言うと、「乗っていきます?」なんて言ってくれたので、そのまま車に乗せてもらう。運転はH田さんという人で、乗客は私一人。「あと一人来るはずなので、ちょっと待ちますね」と言うと、去年のスポルトで大町あたりをずっと一緒に走った星の王子様みたいな男の子が到着し、「寒くて、無理」とリタイヤ組に加わる。しばらくこの3人で車中のおしゃべり。「富士見の下りが寒いから、ずっとブレーキかけてました」と、今日は直毛の髪の毛をタオルで拭きつつしゃべる彼はI井くんと言うらしい。その後、大岡のエイドでサポートをし、きちんと食べ物ももらって、10時間切りを狙う、こっちゃんずI藤くんは、もう死ぬんじゃないかぐらいに震えてた。「無理しないでね」と言うと、「ありがとうございます」と味噌汁を食べて走っていった。第3CPは妙高。いつもより人が少なく、ここではT磨としゃべり、やはり味噌汁をもらって、いよいよゴールをめざす。I橋さんは膝の痛みでやはり車に乗り込み、K岡さんは坂中峠でパンク。妙高で修理して再出発。海岸線は車で走っても長く、ようやくホテル到着。すでにヤングと絹ちゃんは到着していた。「今日は追い風だから、走れた人はタイムがいい」とヤングも30分短縮でご満悦。仕事で帰る絹ちゃんと一緒に風呂へ行き、しばし仮眠をとって、ロビーでお見送り。私の咳はさらにひどくなって、熱っぽいので、早目に就寝。翌朝、閉会式を終えて、新幹線まで部屋でしばらく横になる。駅までは、昨日とは打って変わっての爽やかな晴天のなか、自転車で。あまり走っていないので、筋肉痛なく、さりとて風邪で苦しく、納得できない今年の糸魚川。16回目にして、初のDNF。

 

快晴の5月の連休

あっという間にバイシクルライドも終わり、気づけばGWも終わっていた。怒涛の一ヶ月だった。そして今週はもう東京→糸魚川ファストランである。今年は、板橋マラソンをDNSした3月下旬からロード練習を始めたものの、走れたり、走れなかったりで、挙句の果ては、4月末の100kmで左足のクリート摩耗により全然嵌らずで、GW前になんとかしないと、とペダルも古いのでAmazonでペダルとクリートをお急ぎ便で注文。3日の練習後にペダル交換を試みるも、TIMEのペダルがどうしても外れず。しかも、下りのブレーキ開放区間になるとギーギー音なりがするので、緊急で店長に電話。「今、鶴峠の上なんですけど、どうしたんですか」「すごく音がするの、ギーギーって」「ホイールなんでしたっけ」「キシリウム」「わかりました、ホイールです」と言うので、翌日は練習を止めてペダルとクリートも持って、鯛焼きを買って店へ。「あのさ、もう一つあるんだけど。ペダルがね、外れなくて」と、禁断のAmazonで買ったペダルとクリートを渡し、全部セッティングしてくれた。ホイールも分解掃除、グリス投入で見事解決。で、5日は宮ヶ瀬へ。ところが、246号走行中、左足のクリートが外れにくい。時々降りて、ペダルのネジを-(マイナス)方向へゆるめるも、一向に外れない。とうとうまったく外れなくなって、土山峠の上で、ベルトを緩めて、足ごと抜き、店長へまたも緊急コール。「今、どこですか」「峠の上」「ペダルいじりましたか」「うん、アーレンキーで」「あそこはいじっちゃいけないんですよ、一番ゆるくなってるんで」で、写真を送ってくれたりしたけれど、日差し強くてよく見えず。残り50kmくらい、ペダルが外れない恐怖で、左足はクリート反対面に載せるようにして、嵌めないまま三鷹の店へ。NAVIで近道を検索してたら、途中でスマホのバッテリーも切れ、ようやく店に到着。「え、戻ってきたの? 糸魚川の途中かと思った」と店長が自分のLOOKクリートが着いた靴で乗って、「こりゃ、固いね。すごいテンションになってる」と、いろいろ直してくれて、ようやく楽に外れるようになった。くどいようだが、Amazonで買ったんだけど。コーラも買ってくれて、しばしおしゃべり。6時半に家に着くと、「連絡つかないから、死んだんだな。スマホも壊れるぐらいの事故なんだな、と思った」と家人に言われ、8時間も帰って来ないので、それも当然かと思われた。急いで晩御飯の支度。この日の走行距離、120km。いろいろあったけど、それでもやっぱり自転車は面白い。