梅雨が早く終わったり、事務所の引っ越しとか、怒涛の6月が終わり、気がつけば明日は8月。もう一年の半分以上が終わってしまっている。日本は全国的に5年ぶりの猛暑で、イベントに人は集まらず、トレーニングもままならず、散々な夏である。それでも、新事務所は格別に快適で、その部分だけは数段クラスアップした。先週は、イベント告知の撮影で夜の豊洲ぐるり公園へ出かけた。車で行くのは初めてで、ナビに言われるままに行くと、北品川からレインボーブリッジを渡った。レインボーブリッジが高速道路でないことも、東京にいながら知らなかった。橋から眺める東京湾はきれいだった。豊洲ぐるり公園も、今はまさにぐるりと4km走れるようになっているようで、夕方ジョギングをする人もちらほらといた。夜景を撮影するので、日没まで公園をぶらぶらとサイクリング。道幅も広く、海を挟んだ倉庫街の景色はとても日本とは思えない。ようやく日が沈み、夜景のきれいなことと言ったら。新豊洲は次の東京新名所になる。
新緑のぐるぐるラン
関東は梅雨入り前だというのに、真夏の暑さの日曜日。5月はまるで走っていないので、バイザーをつけて走り始める。ぐるぐるランはいつぶりだろう。今日はなるべく走っていない道を行ってみようと、まずは駒沢公園に入って、目黒方向へ行くと、呑川に出て、さらに林のほうを目指すと、由緒正しき神社が現れた。日露戦争戦没碑、狛犬もあって、八雲氷川神社と書いてある。いつのまにか、八雲にきた。目黒通りを北へ向かうが、目黒川まではまだまだなので、そのまま世田谷方向へ。走り始めはまだ大丈夫だと思ったけど、段々暑さが堪えてきて、コンビニで飲み物を買い、ソフトクリームを食べ、歩きも入りながら、ようやく戻ってこられた。シャワーを浴びたら、少々熱中症気味で、あとは昼寝。だめだ、こりゃ。やろうと思っていたエアコンの掃除は翌朝へ持越し。ひどく疲れた。
5月は緑のカーテン
今年度最初のたまライドは70K、秋の大型台風で土砂崩れで通行止めだった戸沢峠を久しぶりにコースに入れることができた。秋川渓谷も声が上がるほど新緑がきれいだったが、戸沢峠からの美山通りも、まるで緑のカーテンのような美しさだった。遠くへ行かなくても、武蔵野は懐が深い。今回は、中学生、高校生を含む16人のエントリー。若い男性も多く、ランチをはさんで終始賑やかなライドだった。女性2名はリピーターで、うち1名は6回目となるヘビーユーザー。前回の70Kが、ディレイラーハンガー破断で止む無くタクシーとなり、今回は見事リベンジに成功。雪の100Kで途中ショートカットだったご夫婦も、今回は余裕の完走。「次は本当に100Kをリベンジするわ」と、笑顔で帰られた。今年は、70Kもランチ付になったので、お昼はみんなで和気藹々と会話も弾んで、楽しめた。いつものごとく、キャナリーロウのランチは行列の人気ぶりだったが、店長が17人の席をきちんとセットしてくれて、特別感満載。来月は100K。
暴風雨の日本海
今年の東京→糸魚川ファストランも終了した。2年連続で雨はないだろう、と高をくくっていたものの、去年を上回る悪天候になろうとは。スタートから雨だったが、去年のような寒さはなく、山梨は一晩中エアコンをつけていても汗びっしょりというくらいに蒸し暑かった。何を着ようか迷ったが、新潟からの雨は小雨のようなので、アームカバー、レッグカバーを付け、ウインドブレーカーを着て走り始める。この雨は富士見峠の下り、70km地点までは降り続いていた。岡谷の第一チェックは7 時前に到着、2時台スタートの人たちにも追いついてペースはよかった。塩尻峠を過ぎ、松本に入ると雨はすっかりあがって、長野県は暑くなくほぼ快適。このまま行くわけはないとは思ったが、豊科、明科とところどころはパックに付いて進んでいく。大岡の第二チェックでは長征班のサポート隊やいろいろな人とも話をし、いよいよ坂中峠。3時スタートのHさんが付いてきたので、しばらく鬼引き。坂中峠手前で別れ、180kmも走ってきての10kmの登り。どうにもこうにも腰が痛いので、ところどころで足を付き、腰を伸ばさないと走れない。第三チェックの妙高は1時前に到着。タイムチェックのタクマに「早いっすね」と言われる。ただし、ここからは雨、風がひどくなるので注意せよ、とのアナウンス。走り始めてすぐに、これは容易ではないことがわかる。風も雨もひどいけど、とにかく寒い。気温8℃。20kmほど行ったところでコメリがあったのでカッパを探すが適当なのがない。園芸用の手袋を買い、少し先のコンビニでカッパの上下を買い、寒いのでカフェラテを飲んで、いざ走り出すが、どうにも寒い。これは無理と、うろうろしていたら、後ろから絹ちゃんが来て、「私、やめる」と言う。二人でやめることにし、他チームのサポートカーに乗せてもらおうと探してみたがみつからず、コンビニでゴミ袋を買って、最寄駅の二本木から輪行。糸魚川駅から走って、ホテル着は午後7時。糸魚川は雨は上がっていたけど、ものすごく寒かった。こうして私の糸魚川は終了。12位だった池澤くんでさえ、日本海沿いの45km区間はインナー×ロウで時速13kmという向かい風、「全然進まないんだよ」ということで、到底無理だった。走行220kmだけど、かなり疲れてるのも情けない。
薫風の日本海へ
春ライド
気づけば5月、3月からの怒涛の二ヶ月、今年は本当に大変だった。何回やっても、大きなイベントは毎年いろいろな問題が起きる。経験が生きるものあり、生きないものあり。一緒にやっているスタッフがベテランなので、みんなに助けてもらいながら、なんとか今年も終了できた。天気が良くて、笑顔が多くて、事故もなくて、それでも終わって10日、まだ手は浮腫み、毎日眠い。東京糸魚川ファストランまで、あと2週間と少しになった。5月の紫外線はかなり強力で、日焼けした腕は何日経っても痛い。去年の連休は、新しいペダルのクリートが外れなくて、土山峠の頂上で、靴下のままボーゼンと立ち尽くしていたのを思い出す。連休に集中して乗り過ぎて、休み明けに風邪を引き、結局糸魚川当日は雨だったこともあって、寒さでふるえて初めてのDNFだった。車に乗ってゴールをくぐったのは初めてだった。なので、今年はリベンジ。ピエール追悼の走りでもあるし、ピエールバッジをつけて、なんとかゴールしたい。
桜の花びらに雪
今週はほぼ毎日、雨装備の出勤。火曜日の朝も冷たい雨だったが、今日もまだ雨が降っていた。春分の日にこれだけ雪が降るというのも、そうそうあることではない。都内も、其処ここに桜が開花しているのに、その花びらの上に雪が積もっている。外に走りにも行けないので、車のバイシクルライドのコース確認へ。越中島公園まで18km、祭日というのに道路はガラガラ。渋谷のスクランブルを抜け、皇居を通って、鍛冶橋通りから中央大橋経由で隅田川まで。春雪のなかを、なかなかオツなドライブとなった。今年は越中島公園入口でエイドステーションが置かれるので、その場所の確認。ここでミネラルウォーターをもらって、隅田川沿いで休憩、というのはなかなかいい。この隣が佃島。赤い橋の袂の運河沿いでは、天気のいい日は沢山の親子連れが梅見で賑わっていた。昭和の下町の風情、たっぷりだ。
冬の雨
少し暖かくなったと思ったら、昨日からは豪雨。横浜青葉区では非難勧告の世帯も出ていた。来週から複々線化されるという小田急は、雨の毎度の遅延で、なんと通常30分のところを1時間もかかった。複々線化ですいすい、というのも怪しい。雨の時は遅延100%なので、まったく信用できない。線路が増えたところで、前が詰まっていたら走れないだろうに。昨日は、オランダ散走に大阪から二度参加してくれたMさんが上京し、夕方からお呼ばれしてお茶とご飯をご一緒した。再会は3年ぶりで、電話では毎年何度か話をしていた。ゆっくりと話したのは初めてなので、Mさんの半生を伺うことに。女の歴史はそれはそれは興味深く、一言では語れない。緊急連絡先になっていたお母さんが、私の母と誕生日一日違いの同い年であったのにもびっくり。すでにリタイアして、シニア・カレッジで授業の企画とか、講習とかをやっている。水曜日はイタリア語のレッスン。充実した生活ぶりのようだった。しかもパワフル。3年前より若返っていて、きれいになっている。女性のシニアは侮れない。今回は2泊でして、一日は自転車ライドの企画に参加、帰阪する今日は国技館とサントリー美術館に行っている。
サクラサク
もう2月が終わろうとしている。すでに今年も2ヶ月が終わるのだ。早すぎる。2月も寒かった。1月も寒かったし、12月も寒かった。今年はどうかしている。夜のランニングに出かけたくなくなったのは、ランニングを始めて初めてだったかもしれない。それくらい記憶がない。去年は、夜のランでもグローブをした記憶がない。今年は寒いので、走るのは週末のみ、しかも昼間。それでも、ドアを開けて外に出ると、「しまった‥」と思うことたびたび。今週の日曜日も、外に出たら気温は低く、寒かった。立春をとうに過ぎたのに、ちっとも春じゃない。その前の週と違って、風がないことだけが救いだったが、東京マラソンに出た知り合いも、ゴール後に寒さで震え、ハンガーノックで救護室行きだったようだ。そんなランでも、いいこともある。帰りの烏山川緑道では、河津桜が咲いていた。大橋近くで1本だけ咲いていたので、みなカメラに収めていた。面白いもので、写真を少し加工しただけで、そこは春なのだった。俳句の夏井先生曰く、花といえば桜のこと、花は春の季語である。この写真のカワヅザクラは、さしずめ「花の雲」といった季語になろうか。こんなに寒い冬をもう4ヶ月も過ごしていると、つくづく春が恋しい。暖かくなって、早く自転車に乗りたい。