物言う時計

Apple Watch体験1週間。急に思い立って、雨の中経堂駅に自転車を置いて、新宿西口のヨドバシカメラ入口付近のAppleコーナーへ行くも、スタッフポロの男性は到底買いそうにない男性客に熱心に4の説明をしていて、誰もこちらに来そうにはなく。展示してある4のベルトを見たくていじっていたら、docomoのカードを下げた9:1分けのおじさんに、「それは外してはいけないやつなんですよ!」と展示品を直しながらあからさまに怒られ、どうして怒られないといけないのかと納得いかなかったが、2日前に値下がりした3はすでに品薄の雰囲気だったので、そこで粘り、掃除用具を持って現れた黒ポロの若い女性に話しかけた。彼女は3のNike+を付けていたので、バンドの違い、防水の具合、アプリのことなど、質問攻めにした。バンドはNike+の物が欲しいけれど、すでに品切れということだったので、別売りのバンドを探そうとしたところ、彼女が奥の棚からNike+の箱を持って現れ、「ありました、一つだけ」とうれしそうに言うので、即決。レジの男性にも、「今日はこれと格闘です」と宣言して、帰ってからは設定やペアリングやアプリのことなど、iBookに入れたマニュアルを何度も読んで、まさに格闘していた。二日後、どうにもこうにも時計の音声がうるさくて、コントロールセンターが開かないので、もろもろの質問をまとめてサポートに電話すると、iPhoneのリモートで対応してくれて、疑問点にはすべて答えてくれた。相変わらずAppleのサポートは素晴らしい。時計の音声がうるさいのは、デフォルトでボイスコントロールが働いていたためで、これは本来目の不自由な人向けの機能ということで、これを外すと諸々解決できた。iPhoneのヘルスケアと連動しているアクティビティやワークアウトがやたらとうるさく、一日中座り仕事をしていると、「そろそろ立ち上がりましょう」とか「深呼吸しましょう」なんて言ってくる。朝のアラームを解除すると、「アラームを解除しました。でも、二度寝しないでくださいね」なんて言う。物言う時計は、ちょっとうるさい。