糸魚川まで332km

東京→糸魚川ファストランは、春は山梨市から糸魚川までの295km、秋は東京・駿河台の明治大学から糸魚川までの332kmの二本立て。春のクラシックは1人で、秋のスポルトは3~5人のチームリレーで挑む。スポルトは今年22回目の開催で、私は第1回の大会から参加している。コロナで2回の中断があったので、24年前くらいになるのか。当時は、春と同じく、高尾駅前から糸魚川までの281kmで、随分とのんびりしていたものだった。笹子峠や糸魚川街道を通ってはならぬ、という警察の指示により、12年前から春の大会はスタート地点とコースを若干変えている。でも、秋のスポルトは、糸魚川ファストランの原点に立ち返り、発祥の地、駿河台から旧コースを走るのである。スポルトは距離が50kmも伸びたことで、とにかく速く走らないとゴールができないことになった。今年のスタートは3時半、リミットの午後6時半まで15時間、チェンジのポイントまで車で移動し、自転車を下し、スタンバイ。これを15回繰り返す。食料は、私がいつも作る米1.2合分のでかいおにぎり2個とおかず、絹ちゃんのまい泉のカツサンドだけ。でも、これで十分一日過ごせる。エクセルで作った交代表に、到着時間を書き込んでいく。去年のタイムも入っているので、だいたいの目安になる。今年は天気に恵まれ、向かい風もきつくなく、どの区間も昨年比マイナスで進んでいった。結果、去年よりも30分近く早くゴールできて、道中も沢山応援されたり、抜きつ抜かれつで、とにかく楽しかった。参加22チーム中、女2人+男1人の3人チームながら、10位という好成績。「井上さんと田辺さんに、-30分のハンデはないよ」と何人にも言われたけど、正規ルールなのでね、悪しからず。