糸魚川終了。準備万端、のはずが、休み明け月曜日に喉が痛く、そんなわけないとほおっておいたら、水曜日から咳と痰。声も出なくなり、家族から「それで本当に行くの?」なんて聞かれる始末。帰りの新幹線のチケットもあるし、行かないわけにはいかないし、行ったら走らないわけもいかないし、と山梨へ。ホテルでも咳が出て、おまけに長野県は一日雨予報。ボトルケージの片方には輪行バッグを入れ、多めにお金も入れて出発。雨は最初から降っていた。しかもどんどんひどくなり、富士見の登りで土砂降り。おまけにものすごく寒い。予報では18℃だったのに、岡谷の気温は6℃。足も回らなくなってきた。ギアも、真ん中からトップ側へ入らなくなり、スピードダウン。手が痺れて、ギアも入らないし。やっと岡谷の第1CPに到着し、コンビニへ駆け込み、ホットカフェラテを飲む。湘南レーシングのY田さんも、「もうやめるわ」と言うし、お店の中でFIGのI妻が普段着で、「転んでやめました」と言うので、私もやめる、と言うと、「乗っていきます?」なんて言ってくれたので、そのまま車に乗せてもらう。運転はH田さんという人で、乗客は私一人。「あと一人来るはずなので、ちょっと待ちますね」と言うと、去年のスポルトで大町あたりをずっと一緒に走った星の王子様みたいな男の子が到着し、「寒くて、無理」とリタイヤ組に加わる。しばらくこの3人で車中のおしゃべり。「富士見の下りが寒いから、ずっとブレーキかけてました」と、今日は直毛の髪の毛をタオルで拭きつつしゃべる彼はI井くんと言うらしい。その後、大岡のエイドでサポートをし、きちんと食べ物ももらって、10時間切りを狙う、こっちゃんずI藤くんは、もう死ぬんじゃないかぐらいに震えてた。「無理しないでね」と言うと、「ありがとうございます」と味噌汁を食べて走っていった。第3CPは妙高。いつもより人が少なく、ここではT磨としゃべり、やはり味噌汁をもらって、いよいよゴールをめざす。I橋さんは膝の痛みでやはり車に乗り込み、K岡さんは坂中峠でパンク。妙高で修理して再出発。海岸線は車で走っても長く、ようやくホテル到着。すでにヤングと絹ちゃんは到着していた。「今日は追い風だから、走れた人はタイムがいい」とヤングも30分短縮でご満悦。仕事で帰る絹ちゃんと一緒に風呂へ行き、しばし仮眠をとって、ロビーでお見送り。私の咳はさらにひどくなって、熱っぽいので、早目に就寝。翌朝、閉会式を終えて、新幹線まで部屋でしばらく横になる。駅までは、昨日とは打って変わっての爽やかな晴天のなか、自転車で。あまり走っていないので、筋肉痛なく、さりとて風邪で苦しく、納得できない今年の糸魚川。16回目にして、初のDNF。