5月は自転車で走ると、沈丁花や新芽の香りがする、まさに薫風の季節。自転車で走るにも、これほど爽やかな季節はないと思うほど気持ちいい。日曜日も、午後から南南東の風8mという予報だったが、湿度は低く、暑さがない。お昼のキャナリィロウがコロナ以降、予約できない状態になっているので、開店時間前の到着をめざす。ビュッフェ近くの席を確保して、自転車話に花が咲く。心配した尾根幹、多摩川沿いも風は追い風になったり、横風になったりで、走りに支障が出るほどではなかった。調布飛行場、東京競馬場などをめぐりながら、四谷のワイズにも寄るという、かなり余裕のある100Kだった。戻ってから、あれこれとまた話が弾んで、創造舎到着は4時15分だったのに、自宅には夜8時前帰宅、という長い長い1日だった。
4年ぶりの東京→糸魚川ファストラン
一人で288km走る春の糸魚川。去年はコース検索の仕事で忙しかったこともあり、しかも走りすぎて免疫低下により、3日前にウイルス性結膜炎を発症。移してはいけません、と松生眼科の院長先生に言われて、金曜日にDNSとなった。しかも、5月はコースポイント60件をやらなければならず、真っ赤な目のまま、土日とも仕事をしていたのであった。そして、今年。なるべく走らないようにしていたら、練習足りなかったのか、当日がものすごく大変だった。とにかく、登りがだめで、富士見峠までのだらだらとした登り、塩尻峠でもどんどん抜かれる。松本からの平地区間になって、HCC長征班の伊東くんと一緒になり、そこから何年か前のようにランデブー走行となる。それでも、坂中峠では置いていかれ、その前から左のペダルの入りが悪く、下見ていたら転んでしまい、前を走っていたワカバクラブ、じょんのびたいむの男性陣が戻って心配してくれる。ペダル側のプレートが外れてしまい、後ろにいた榎本さんが、両面テープで着ければいいんだよ、と教えてくれる。しばらく、その他の話などして、再出発。妙高のエイドで、伊東くんが待っていてくれて、サポートの浜中くんが、「こんな男前ギアで坂中峠、登ったんすか!」と驚かれる。私のスプロケは28Tまでしかない。ここから妙高の登りでも伊東くんに置いていかれ、海岸線までも一人旅。8号線の海岸線に出ると、風は回っているけど、追い風基調。がんがんに踏んで、残り30km地点で伊東くんに追いつく。かなり垂れていたので、引くつもりで前へ出るが、付いてこない。後ろを見ようにも、首と背中はバキバキで見られない。仕方ないので、1人で踏んでいく。どうしても14時間は切りたい。なんとか踏んで、タイムは13時間55分。だいぶかかったけど、戻ってこられて本当によかった。
5月のお鷹の道
今年のGWは関東地方は天候に恵まれた。最終日の今日、さすがに一日雨になったが、最大9日間の連休の天気は及第点。ただ、私にとっては前日128kmのリカバリーライドになった昨日、実家へ向かう32kmは強烈な向かい風、下り坂でも差し戻されるくらいの強風だった。走り始めてYahoo!天気を見ると、南南西の風7mとあった。戻ろうかとも思ったが、せっかく走り出したのだし、我慢して走ったものの、さすがにホイールを取られるような突風にはまいった。この連休中、1日はコース作成で国分寺を走ったが、久しぶりのお鷹の道が、新緑深く、心に染みる風景。年取ったんだろうか。