もうすぐ一年の終わり。今年も昨年に続き、レースは一つもなかったけど、自転車には随分乗れた一年だった。9月から始まったコースDBの仕事で都心を走ることもあり、10月からは週2回の実家までの道のりを土曜日はロードで行くことにして、これも距離を稼いだ。10月も11月も月間走行距離は1000kmになった。少し体重も減ったのか、登りはすごく楽になった。去年の冬も自転車で走り通したけど、この冬もなんとか春まで走りたい。そんな今週は、都心でも雪予報になったので、土曜日の夜の北風に少し怖気づいたこともあり、日曜日はランをすることにした。3年前の鵞足炎以来、10km以上走ることはなくなっていたので、10kmは走ることにした。砧公園をめざして、裏側から岡本へ。昔、ルネサンスのラン仲間とよく走った岡本の神社でお参りして、呑川まで降りて静嘉堂文庫を左手に見ながら、急坂を上がる。表示は21%になっている。高台は岡本一丁目のお屋敷街。レンガの素敵な建物は無名塾だった。ここからまた砧公園に戻って、馬事公苑を回って終了。鵞足炎は治っている。整体も鍼もマイクロカレントでも治らなかったのに、自分でやった筋膜リリースと自重筋トレで治ったのだと思う。痛みがないとランも楽しい。
師走冬ライド
師走である。今日はこの冬初めて、シューズカバーを付けた。土日、自転車で走って寒かったのは爪先だった。体はどこも寒くないのに、爪先だけ冷たい。で、今日は昨日仕事で、代休扱いの月曜日のロード。結局、来春からのコース試走で仕事みたいなものだけど、シューズカバーを付けてみたのだった。今日は気温11℃、風はほぼない。なので、日差しがあれば暖かく、シューズカバーはいらなかったかも。冬は、身支度に時間がかかる。アームカバー、レッグカバー、ネックカバー、とカバーばっかりなのに、これに今日はシューズカバー。伊達に6年やってないよ、という多摩川周辺コースを走ってきた。そうか、そうか、この道はこことつながってるのね、はいはいはい、という具合で、帰りは甲州街道から実篤記念館に出て、崖線づたいに中央学園通りを登って、成城学園から帰宅。これもなかなかいいコースだった。先週は、義士祭の日が雪予報だったため、二日遅れで泉岳寺。大石主税16歳のお墓はなんだか切なかった。
漱石山房
自転車コースDBの仕事で、日曜日に早稲田まで。漱石山房記念館は漱石の手紙を展示している。早稲田で生まれて、晩年の9年間を過ごした地に作られた記念館。筆字による書簡は、どれも人柄が現れていて興味深い。大学に入って、音効として入団した劇団で、脚本、演出、代表の後藤さんに「好きな作家は?」と聞かれて、「夏目漱石」と答えた私。だって、その時の一番面白かった小説は「明暗」だったから。小説を読んで、ゾクッとしたのは初めてだったから。一階の常設展では、年譜や写真が展示されている。お札にもなったこの文豪、やっぱりハンサムではあるんだな。お見合いで結婚した奥さんは、写真の金之助の顔を好ましく思っていたのに、実際に会ってみたら鼻に痘痕があって、そこばかり目がいってしまった、なんて説明もあった。その後、神田川方面へ行って、芭蕉庵の前で撮影。大学にも行ってみるけど、もうかつての面影はなく。大隈講堂さえきれいになってる。でも、なんだか落ち着く。
梅の郷、青梅ライド
11月も暖かだったのに、12月の最初の週末も小春日和。土曜日はいつものごとく、渋滞のクルマをぬってロードで実家帰宅。ロード男性とデッドヒートだったので、いつもより5分早く到着。男の人は、女に抜かれると、ほぼ100%抜き返してくる。もっとも、こちらはジーパンにおしゃれリュックという普段着で、そういうオバハンに抜かれたら、ムカッとくるんだろう。こちらとしては遅いから抜いているんであって、下りを利用して抜き返されても、また抜かなくてはならず、ストレス。日曜日は、たまライドの新コースを作ってみたので、そのデータを元にGPS立ち上げて試走へと出かける。チューブレスレディタイヤなので、万が一パンクの場合、タクシーでは高額になってしまうので、ボトルケージに輪行袋を入れる。すごく安心感。100km越えてしまうので、9時15分に出発したものの、行きは向かい風でスピード出ず。コースどおり、秋川渓谷へ行き、山田通りを上川霊園の前を通る。長いトンネルが2つもあり、追い越すクルマもぎりぎりで怖い。これはなしだな。梅ケ谷(うめがた)峠は緩やかに登っているけど、最後の1kmくらいが10%くらいの急坂になる。下ると吉野街道、ほどなく青梅市梅郷、梅干しや観梅の看板が連続する。すごくいいところだ。昼食場所にした釜めし屋へ。こちらもとても美味しく、堪能。帰りは吉野街道、青梅街道、多摩川経由で帰宅。120kmはさすがに疲れたけど、今日も面白かった。