ランニングシューズ

もうすぐ世田谷246ハーフマラソン。なんだか、ランの大会に出るのは久しぶりな気がする。去年は結局、つくばも勝田もDNFだった。何かに申し込まないと練習しないから……、なんて人には言っておいて、申し込んでも大して練習していない。やれやれ。もはやないと思われるモチベーションを1mmでも上げようと、ランニングシューズを買ってみた。今履いている、ナイキの足袋のようなシューズがアディダスにもあったので、紫にしてみた。アマゾンで安い時に買ったら、クーポンというのもついて、5000円引き。この足袋のようなシューズは、爪先から着地しなさい、というのをテレビ番組で見た。爪先のソールは薄く、まるで裸足のような感覚で走れる。実際、ナイキの足袋シューズは、走った感覚がなかなか良い。来月のさのマラソンは、このアディダスでいってみようと思っている。

ランニングシューズ

ランチ

編集プロダクションの社員だった頃、大学生アルバイトで来ていたカズは一歳年下で、現在はマーケティング会社の社長。私が会社員でいた3年間、他のアルバイトと一緒に映画やコンサートに行ったりしてよく遊んだ。2年前に何年ぶりかで会って、起業の話を聞いた。会社も軌道に乗って順調らしく、メールが来て2年ぶりのランチとなった。持って行ったパンフレットの広告を見てカズがポツリと言う。
「井上さん、原田知世のサインもらって来てくれたよね。『和さんへ』って。まだ取ってあるよ」「取材に行ったのは覚えてるけど、サインもらったの、私が? そんな恥ずかしいことしたんだ」。かれこれ25年くらい前の話だ。まるで覚えていない自分に呆然。25年経った原田知世も、あのときのイメージのままに可憐である。時間だけ経ったことにも驚く。ローリング・ストーンズも、プリンスも、U2も、佐野元春もヤクルトの試合も一緒に見に行ったなあ、と思い出す。会った頃から30年。光陰矢のごとし。

原田知代