桜咲く

今年は桜の開花が10日ほど早かったらしい。今週末はほぼ満開なのに、どこもお花見は禁止なので、桜は静かに咲いている。お彼岸の三連休、金曜日は写真を撮りながらのゆっくりラン10km。日曜日は、多摩川を遡上し、調布飛行場、東京競馬場を経由して多摩川に戻り、鎌倉街道から町田街道という、こちらもゆったりライド。風が強くて、行きは向かい風、帰りはラクラク追い風という60km。自転車で走っていれば、世界を揺るがせているウイルスなど、どこ吹く風という気にもなる。バイシクルライドまで1ヶ月を切って、困難は多く、まだまだ続く。

ウイルスに負けない身体

日曜日は自転車ボランティアによるコース試走。40名近く集まって、3つのグループに分かれて30kmを走行。私は第3グループの先導で、全員男性だったので飛ばし気味で走った。日曜日の東京は、爽快この上ない。国会議事堂、東京タワー、増上寺、銀座、築地、今年のエイドとなる豊洲ぐるり公園、月島、門前仲町、柳橋、人形町、岩本町と、前半はオリンピックの舞台となる新東京、後半は江戸情緒たっぷりの旧東京と、メリハリの効いたコース。エイド場所のBBQ広場では、グランピングテントでバーベキューをする家族がいて、本当に気持ちいい。新型コロナ禍の東京は空いていて、皇居パレスも3月いっぱい自粛。「パレスは3月いっぱいお休みです」と説明すると、「関係ないじゃん!」と口々に。ほんと、自転車関係ない。

春の自転車イベント

東京マラソンは一般参加を見送り、これを契機に3月のマラソン大会は軒並み中止。果ては4月開催の宮古島トライアスロンまで中止となった。いったいどうなる、バイシクルライドではあるが、もちろん開催する。スタートは時差式で、一度に集まる人数は東京マラソンのエリートより少ない。屋外の感染は考えにくい、と医師がコメントしている。すべてが過剰な日本。買い物に出かけた多摩境のコストコは、直近信号から駐車場に入るまで30分、さらに店内に入ると、レジから一番遠い肉売り場までカートの行列。レジ待ちに1時間は優にかかるだろうと、買い物を断念。カートには、30ロールのトイレットペーパー。デマに振り回される日本人。45年前のオイルショック再び、である。日曜日は、免疫力を高めるために、自転車に乗る。まあ、高めるためではないけど。自転車は楽しい。