あっという間に桜も終わり、東京は目映いばかりの新緑の季節を迎えている。山は今が山桜、新緑の入り混じった表情豊かな景色になる「山が笑う」、一年で一番美しい時期。私もこの季節に自転車で山へ行くのが大好きだ。先週は、ロケハンで長野まで出かけた。諏訪湖は桜が満開。東京とは3週間ずれている。高速を飛ばしていると、アルプスもきれいに車窓に映る。いよいよゴールデンウィーク。山へ走りに行ける。
桜散る
桜はちらほらと散りかかっている火曜日、通勤途中には入学式の学校がいくつもあった。
入学式に桜が間に合ったのは、久しぶりではないだろうか。新一年生のネイビーの帽子に、桜の花びらは似合っている。
週末は、その桜をもたせるに十分な寒さで、日曜日の昼間、急に降ったかなりの雨のあと、寒さに震えながらバイク練の帰路についた。今シーズン初めてのロードレーサーは、新鮮でもあり、楽しくもあり、やっぱり自転車はいいなあ、と思わせた。
いつもの尾根幹コースを登っていると、最近始めたばかり、というロードの集団にも出くわす。
女性の姿もちらほらとあった。この日、朝から寒かったので、レッグウォーマーにウインドブレーカーという冬仕様。
高尾のあたりは、まだまだ桜は満開だった。
今年気づいたのは、桜並木の下を通ると、桜の香りがしたこと。
今まで感じていなかったのか、年を取ったからなのか、桜の香りはいいなあ、と何度も思った。
花散らしの雨
この冬は長くて、ずーっと、春はまだか、春はまだかと思っていたら、仕事続きの2週間が過ぎたら、一気に春になっていた。桜はすでに満開で、今日の雨が花散らしの雨になっているようである。先週の春の嵐が自転車イベントの日で、一日雨の中にいたら、さすがに足腰が冷えていて、翌日は座骨神経痛の症状が出始めた。とにかく温めるように、と言われているので、ゆっくりとお風呂に入って温めた。向かい風の中を走った板橋シティ以来、ハムストリングの痛みがあって、久しぶりに走った日曜日も走りにくかった。今週末は晴れそうなので、日曜日はロード練のキックオフである。次のレースは、東京→糸魚川ファストランで、カレンダーを見てみると、あと1ヶ月と少しのようだった。走らなければならない。