3月から始まった今年のバイクも、そろそろ終盤戦。10月5日の東京→糸魚川スポルトが終われば、ロングを走ることもなくなる。前週となった今週も、土日とも尾根幹を走った。季節はうつろい、すすきが風にそよいでいる。ノースリーブのジャージでは少し肌寒いほどだ。暑くなく、寒くなく、ちょうどいい気候の中を走れるのも、ほんのわずか。上りはすいすい上れるし、日差しにやられることもない。でも、肩がジリジリ日焼けしないのは少しさびしい。それでも、日曜日は少し暑くて、手足とも、また日焼けしていた。街では薄手のダウンジャケットを着ている人を見かけたのに。この日のおやつは、和泉多摩川のミニストップで、なめらかプリンパフェ。キャンディー状になったカラメルがおいしい。
お彼岸三連休練
台風一過の週末。しかも三連休とあって、道路という道路は軒並み大渋滞。多摩堤通りでさえ、ひどく混んでいる。その中をバイク練。連光寺へ向かい、さらに尾根幹を走る。秋風が爽やか、とは言い難い蒸し暑さ。よって、わりと走りにくい。陽射しこそ強くないものの、かなりな不快指数ではある。一本しか持ってこなかったポラールボトルでは心もとない。それでも、せっかく走れるうれしさで、野猿峠から野猿街道、北野街道の80kmコースを行く。さらに、小山からは尾根幹に戻り、信号の少ないアップ&ダウンを楽しむ。水がなくなる。稲城駅近くのトランクルーム前の自販機で水を買おうと、100円玉を入れる。水は出ない。お金も戻らない。仕方なく、自販機に書いてある電話番号に電話をする。休みの日に電話対応した男性は丁寧に、返金する旨を答えてくれる。「電話料もかかりますので、150円を送らせていただきます」。得したような、時間を損したような、複雑な気分で先を急ぐ。2週間前に走った時よりも暑く、帰ると消耗していた。この日はこれで終了。翌日、朝8時45分出発で、同じコースを走る。この日はダブルボトル。帰りは町田街道の馬駈のサーティワンでアイスクリーム休憩。同じように蒸し暑い。3時から、ユミさんと約束していた仙川ラン。じっとしていると、汗がぼたぼた垂れるほど蒸し暑い。予想どおり、10km足らずで歩き出す。そこから、ひたすら歩き。腰も痛くなってきて、薄暗い中をジムに戻った。
佐渡その後
レース後のバイクはすごく足が回る。毎年そう思う。しかも、今年はバイクのタイムがよかったので、乗っておかない手はない、ということで小雨交じりの日曜日早朝、いつものようにタイヤに空気を入れて走り始めた。1週間前とは季節が違うくらいに涼しい。早朝の世田谷通りは車も少なく、走りやすい。しかも、追い風なのか速い。いつもの上りも楽々とこなし、快調に80km。帰りの町田街道も追い風か、と思ったが、結局すべて追い風に感じたほど、足がよく回ったということ。昼前には帰宅し、家の中に自転車をしまうと、雨が降り始めた。アクティブ・レストにはちょうどいいトレーニング。写真は、七浦荘のベランダから撮影した、夕景の七浦海岸。ピンクのラインになった夕日が美しい。来年も、ここへ帰ってこられるように。
佐渡国際トライアスロン
毎年、台風シーズンに行われる佐渡トライアスロンも、今年で連続14回目の出場になる。金曜日の早朝に東京を出発し、昼のフェリーに乗って、午後3時過ぎに両津港に到着する。毎年、毎年、いつも同じ。今年、唯一違ったのは、毎年泊まっていたうるま荘が宿をやめたこと。初めて、違う民宿に行く。同じ町内にある七浦荘。部屋からは海が見渡せた。そして、今年も台風がやってきていて、日曜日の前後は直撃か、温帯低気圧の前線の影響で大雨か、みたいな天候になっていた。金曜日も朝から土砂降り、という映像がニュースでは流れていた。今まで、天候によるスイム中止は二度経験している。バイクからのスタートになる。その説明は競技説明会ではいっさいなし。前日、お昼過ぎにうるま荘でお茶をしていたら、土砂降りの雨になった。気象庁の警報が出れば、大会は中止になる。いったいどうなることやら。
日曜日、朝4時過ぎに会場へ行くと、海は波しぶきがあがっている。発表は5時15分。みな、海をみつめるなか、予想どおり、スイム中止。ゼッケン順でのバイクスタートとなった。まだ大会が開催できただけ良しとしなければ。「なんか、やる気出ないなぁ。眠いよ~」とぼやいていると、「大丈夫、バイクになればスイッチ入るよ」と慰めてくれる同年代。「無理無理」と、まるで緊張感のないままにバイクスタート。ペダルにビンディングをカチッと差し込むと、言葉どおり、ばっちりとスイッチが入った。追い風基調のなか、バイクでとにかく選手を追い越す。なんといっても、最後尾からスタートしているので、抜くしかない。自分より若い番号の若い世代を抜いて、続いては男性の年輩、中年、若い世代と追い越して、76kmは小木の坂。長い長い上りも、今年は涼しくて快適。このあたりから、私より30番も若いゼッケンの36歳の女の子と抜きつ抜かれつ。彼女にしてみれば、自分より20歳近くも上の人間に抜かれたくはないのだろう。最後に抜いた時に、「がんばるね」と声を掛けたら、何か言いながら笑ってた。ランパートに入り、日差しはないものの、蒸し暑く、最初の5kmは脛が痛くてきつい。もう少し、もう少しすれば楽になる、となんとか折り返し。沢山の声援を受けつつ、残り3.7km。左脹脛に吊るような症状が現れたので、アミノゼリーの残りをとりつつ、ラスト。ようやく、今年もゴールできた。